13年くらい前、私はどん底で。

あの時後にも先にもないくらい、
人生で1番ダントツに
辛くて、やっぱりあの時が
1番の深い底だったんだな~って思う


その時の大きなダメージのひとつが
依存症の兄の急死だったけど


死の受け入れも辛かったけど
『依存症』っていう問題の受け入れも
大変だった


書こうと思うと、何から言葉にすればいいのか
分からなくなる。
1回じゃ書ききれないほど沸いてくる


*****


兄が依存症になってから、正確には手に
おえなくなってから


とにかく本を読んだ

今だったら、全然読む気力が沸かないほど
難しい本も読んでた


知識はとにかく身に付けた。
うん、とてもとても私には役にたった。




大抵、『依存症は病気です
本人が回復したいと思わない限りよくはなりません』と書いてあり


そして、『依存症の人をどうにかしたいと
四六時中頭を悩ましてるあなたも病気です!』


って、、、、書いてあり


うん、まずここが衝撃だよね。

そしてここが『肝』



問題は自分にもあるって、
矢印を自分にむけるんだって認められたら

大きな1歩


*****



依存症って、ほんとよく出来た病気で(笑)
人間らしくって


ほんと、純粋な人がなるイメージ
(私個人の感想です)


依存症本人に沢山出会って、話を聞いてきてそう思う。

みんな一生懸命生きてる。

意志が弱いからなる病気じゃない。
  




程度の問題で、誰でも依存症気質は
もってる気がするな



依存の対象は、アルコール、薬物、ギャンブル、恋愛、性、食べ物、人

広くいれれば、虐待、窃盗、鬱なんかも入ってくるのかな。




自分の感情を感じないために
依存する物が必要になる。

生き延びるために必要なもの

だから、最後は依存症になれたことに感謝が沸いてくる。





依存症のメカニズムで世の中の事象が
色々説明できるんだよね。
切り口のひとつだね。



*****

なんで、こんなことを書きたいと思ったか
いうと



依存症から回復したいと考えてたころ
(私の場合は依存の対象は人ですね)



『依存症を連鎖させたくない!!』
が使命になってた
 



で、最近、気がついたら依存症関係の集まりに
全く行かなくなって
それでも幸せに過ごせていて



で、この前ふとね
連鎖とめれたのかもと思えて


そりゃ、分からないよ子供たちがこの先
どうなるかは・・
やっぱり発症してしまうのかもしれない



でも、依存症になっても幸せだから大丈夫って
思えていたりもして


依存症っていう病気をまたふと思い出したのよね。


兄の命日が近いのもあるんだろう。
1年前もそうだった、この時期に思いだしてた。






そして、依存症問題に苦しんでいた頃
1番欲しかったもの!



『回復した人、楽になった人の話!!!!』



なんかさ、自分が楽になりましたとか
言うのおこがましいとか
いちゃったりするけど



でも、でも、あのどん底の青白い顔をして
未来に希望も持てない私が今の私をみたら


今の私みて、羨ましい!!って思うはず。



って思ったら、私が歩んできた回復の道のり
私には合っただけかもしれない。

人それぞれ回復の道のりは違うからね。


でも、私がここまで楽になれた感謝を込めて
ブログに綴って言葉を残していきたい

と、思いがわいてきた。



*****


依存症の人を何とかしたいと頭を悩まして
苦しくて、振り回されてしまう人がいたら



伝えたい言葉



あなたはあの人よりずーっと傷ついている。
まずはあなたの傷の手当てをしよう。


それから大事なあの人のことを考えても全然遅くないし、それが1番の近道だよ。