LIFE CINEMATIC

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映画監督/翻訳家のブログ

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先日、THE TONIGHT SHOWにリモート出演したアン・ハサウェイ。

 

周りのみんなからは普段アニーと呼ばれているという。

 

冒頭で司会のジミー・ファロンから「アンと呼んだ方がいい?それともアニーと呼ぶべき?」と尋ねられると、眉間にシワを寄せながら「お願いだから、アニーと呼んで。みんなそう呼んでるわ」と答えた。

 

そして自分の芸名(本名)に関する後悔を語り始めた。

 

彼女は14歳の時にコマーシャルに出演。その時にSAG(※映画俳優組合)に加入することになったという。

 

SAGカードの登録名をどうするかと聞かれて、何も考えずにそのまま本名のアン・ハサウェイで登録。

 

しかしその後ずっと皆にアンと呼ばれることになるとは思わなかったという。

 

というのも、彼女のことをアンと呼ぶのは彼女の母親だけ。しかもメチャクチャ怒っている時だけアンと呼ぶらしい笑

 

だから誰かにアンと呼ばれると、怒られるんじゃないかと思ってしまう。

 

ちなみにジミー・ファロンの母親は怒っている時に彼のことをミドルネームのジェームズ・トーマスと呼ぶらしい。

 

それを聞いたハサウェイは、「それと同じことよ。『やあ、ジェームズ・トーマス、調子はどう?最新作は最高だったよ』って言われてる感じ。だから私もアンって呼ばれると、『えっ何?私なにかやらかしちゃった?』と思うわけ」

 

だから撮影現場でも、“ミス・H”や“ハス”など別の呼び方をしてもらっているという。

 

「とにかくアン以外で呼んで」と懇願していたアン・ハサウェイ。

 

アン・ハサウェイと名乗っているのに「お願いだからアンと呼ばないで」と言うからには、トラウマになるほど怒られた記憶があるからだろうか?

 

でもよく考えると案外、名前ってみんなそうなのかもしれない。他人にそのままの名前で呼ばれると居心地悪く感じてしまうというのはある。

 

もし日本でアンを見かける機会があったら、アニーと呼ぼう。

 

 

 

 


 

これは2009年のサタデー・ナイト・ライブでのコント。


ブラッドリー・クーパーがコブラ会のジョニーを演じている!


着ているのはコブラ会のエンブレムが付いたあの赤いレザージャケット!


シャープなアゴの感じが昔のジョニーにそっくりだ。


コントの設定としては「Bad Guys Good conversation(悪役たちとの素敵な会話)」というトークショーで司会者のジョニーが有名な映画の悪役たちからテーマごとに話を聞き出すというもの。


このトークに参加している悪役が「ダイ・ハード」のハンス・グルーバー、「危険な情事」のアレックス、「羊たちの沈黙」のバッファロー・ビル。


そしてカメラマンはコブラ会の創始者ジョン・グリース!


「早く番組を始めろ!」グリースに命令されると反射的に「センセイ!」としたがってしまうジョニー。


面白いのは最後のトークテーマ「今までにした最も悪いことは?」に対する回答だ。


ハンスはジョン・マクレーンを殺し損ねたこと。アレックスはウサギに不親切なことをしたこと(※煮て殺した)。そしてバッファロー・ビルはかつて女性を殺して自分が着れるように皮膚を剥いで縫い合わせたと回答😱これにはグリース先生も開いた口が塞がらない。


空手選手権でインチキをしたことが最も悪いことと答えるつもりだったが3人の回答を聞いてかなりダサく思えてきたと言うジョニー。


最後はグリース先生の有名なセリフ”Finish it!”(仕留めろ!)を受け、ジョニーがトークを締めくくった。


ジョニー:「次回のゲストは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のビフと『ミザリー』の女の人です!」


思えば「コブラ会」が制作される前までは、ジョニー・ローレンスと言えば有名な悪役だったのだ。


今ではそのジョニーに愛着が湧いてしまっているのが面白い。



年明けからNetflixで配信スタートとなった「コブラ会」シーズン3!

 

世界中で大ヒットしているようで既にシーズン4の制作も決定。

 

30年前の映画をベースにここまで大復活してしまう作品も珍しい。

 

「ブレードランナー」や「シャイニング」など80年代の傑作の続編は正直どれもパッとしなかったし、どちらかといえば作らなければよかったのにという印象の方が強かった。しかしこの続編シリーズに関しては大成功だと思う。

 

これでもかと過去のシーンとオリジナルキャストが登場するのでオリジナルのファンにとっては嬉しい限り。世代をまたいで新旧ファン、親子で楽しめるドラマとなっている。

 

もうこの世にいないミヤギさん(ノリユキ・パット・モリタ)にしても、まさにヨーダのように肉体はなくとも魂がそこに存在しているように感じる。空手版スターウォーズのようにベスト・キッド・ユニバースが展開しているのだ。

 

 

 

上の映像は2021年の年明け早々にNBCのトークショー「TONIGHT SHOW」にラルフ・マッチオがゲストとして出演した時のもの。

 

今回はその時の様子を要約してお届けしよう。

 

現在世界中で大人気となっている「コブラ会」だが、最初はNetflixではなくYouTubeで配信されていた。多くの人がこの続篇に懐疑的な反応を見せていた中、司会のジミー・ファロンだけは最初から興奮していたという。

 

マッチオはこのドラマをロミオとジュリエットのような空手ソープオペラだと説明。

 

インタビュー後半では「ベスト・キッド」に関する噂の真相について司会のジミー・ファロンが質問した。

 

Q1.ラルフ・マッチオは最初、"The Karate Kid"(原題)というタイトルを気にいっていなかった?

 

マッチオは事実と回答。「ロッキー」の監督ジョン・G・アビルドセンの映画にしてはダサいタイトルだと思ったという。

 

他のタイトル案としてアビルドセン監督が挙げていたのが“EAST MEETS WEST IN WEST”(西洋で東洋と西洋が融合)というややこしいものだった。

 

公開当時、特定の国では“カラテ”という言葉に悪い意味合いがあったため、多くの国で”The Moment of Truth”(真実の時)というタイトルで公開されたという。※これはサバイバーが歌う1作目の主題歌のタイトルでもある。

 

Q2.主人公ダニエル役には他の俳優たちも候補に挙がっていた?

 

マッチオはかなり早くにダニエル役に決まっていたらしいが、テスト撮影に参加していたメンバーにはチャーリー・シーン、ニコラス・ケイジ、ロバート・ダウニーJrなどがいたという。

 

Q3.「マイティ・ソー」のコミックの作者というのは本当?

 

「あんたの映画最高だぜ!マイティ・ソーを描いてくれてありがとう!」とファンに言われて、困惑したマッチオ。調べてみるとマーベル社のスタン・リーのチームにラルフ・マッチオという有名な同名人物がいることがわかったという。

 

Q4.1作目の空手選手権決勝でダニエルは鶴の型からのキック一撃で優勝。あの蹴りは有効なのか?

 

この問題に関して長年戦ってきたというマッチオ。次のように回答した。

 

まず1つ目に、ミヤギさんは究極のトレーナーでヨーダのような存在。そのミヤギさんには逆らえない。

 

2つ目に、ダニエルはスパーリングパートナーもいないまま何週間も雑用をやらされながら修行していた。一方、対戦相手のジョニーはこの大会のために戦闘トレーニングを積んでいた男。

 

直前にダニエルはジョニーから反則の足払いを受けて負傷していたという事実がある。

 

最後はジョニーが突進してきたため、あの蹴りで防御するしかなかった。

 

レフェリーも「1ポイント!勝者」と言っているので勝ちは勝ちとマッチオは主張した。

 

Q4.ダニエル・ラルーソは本当はいじめっ子だった?

 

1984年当時はダニエル・ラルーソを応援する者は誰もいなかった。

 

何よりもミヤギさんにもらったあのハチマキをしているということは、決していじめっ子の味方ではないということを意味すると答えた。

 

以上、結構どうでもいい回答だったが、観客からも歓声が飛ぶほど盛り上がっていた。

 

<※以降はシーズン3のネタバレが少しあります>

 

シーズン3にも次から次へと懐かしいキャラクターが登場する。あの人やあの人も!中には別人?という人もいて、最後のクレジットで本人だったのか確認してしまった。

 

何十年も見かけなかったオリジナルキャストが当たり前のように再登場して同じキャラクターの30年後を演じているという事実が凄い!30年も経てば外見や体型が変わってしまうのは仕方ないこと。

 

それを考えるとラルフ・マッチオは若い!

調べたら現在59歳!

過去のシーンと比べたらもちろん老けているけど、それでも若い。ヒョロっとした体型がそのままだし。

 

ジョニー役のウィリアム・ザブカの方が4つ年下でダニエルより渋く落ち着いて見える。

 

特にシーズン3ではジョニーのワルオヤジっぷりが強調されていて面白い!

 

動かなくなったミゲルの足に火を付けたり、単純にバカなの?っていう行動の連発で飽きさせない。(正直もう少しクールなキャラクターだと思っていたけど…)

 

この辺の笑わせる部分がギリギリ行き過ぎずにバランスが取れたとてもうまいドラマだと思う。そして対立する道場同士の対決だけでなく、恋愛トライアングルが親と子の両方で次々と展開していく。まるで昔の大映ドラマのようだ。

 

メチャクチャなシーンも登場する。特に沖縄を舞台にした映画2作目のメンバーが出てくるとなんだかおかしな日本文化が展開してしまう…。まあそこは笑い飛ばすことにしよう。おかしな日本語が書かれた巻き物や石碑なども視界に入ってくるけれど、見なかったことにしよう…笑

 

個人的に注目しているのは、ジョニーが時々着ているロックTシャツだ。覚えているだけでもメタリカ、レッチリ、スコーピオンズなどが登場。スーツやシャツのダニエルに対して、ジョニーは80年代から全然成長していないというのがよくわかる笑。それだけでなく1作目の浜辺で着ていた赤いジャケットなど、まだ着てるのかよ!とツッコミを入れたくなるような格好をしているのがイイ!

 

このドラマのジョニーは「レスラー」でミッキー・ロークが演じたプロレスラー役に通ずる部分がある。あのキャラクターも80年代で時間が止まっているような男だった。

 

そんなジョニーとダニエルの2人にとって忘れられない人物と言えばエリザベス・シュー演じるアリだ。前シーズンでジョニーがFacebookで友達申請したままになっていたが、遂に遂に遂に登場!もったいぶらずに意外とあっさり登場したことに驚いた。

 

この再会エピソードがとても良かった!「過去は過去、大切なのは今」というような大人な描写に好感が持てた。まるでイーサン・ホーク&ジュリー・デルピーの「恋人までのディスタンス」、「ビフォア・サンセット」、「ビフォア・ミッドナイト」を彷彿させる関係性だ。今後もアリが再び登場するのかが気になるところ。

 

そう言えばダニエルの娘サマンサ役の女の子が映画1作目のアリと雰囲気がとてもよく似ている!これは意図的に似せているような気がする。アリとサマンサが初めて出会って「昔の私を思い出すわ」なんて言うシーンが今後あるかも。

 

そんなこんなでシーズン3も一気に見終わってしまった。

 

シーズン4では映画4作目に出演していたヒラリー・スワンクが出演するとの噂も!ヒラリー・スワンクにとっては黒歴史になっているらしいけど笑

 

コブラ会創始者ジョン・クリーズが悪の勢力を拡大させる中、ダニエルとジョニーが遂にミヤギ道でタッグを組むのか?

 

ますます見逃せない展開に!

 

シーズン4が待ち遠しい!

 

 

 

 

 

 

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