こんにちは(^^)
昨日に引き続き、漫画の話。
大好きな諏訪緑さんの作品
「紀信」「玄奘西域記」「蠶叢(さんそう)の仮面 」「西王母」
「うつほ草紙」「諸葛孔明 時の地平線」「ひすいの国」
まず最初に「玄奘西域記」
ご存知、玄奘三蔵のお話。
玄奘三蔵は、西遊記の三蔵法師のモデルと言われていますが、
西遊記が有名すぎて、逆に本当の玄奘はどんな人?って
思っていました。
さっくり言うと、
唐代にインドへ渡り、仏教の経典を持ち帰った取経僧。
中国を出立して経典を持ち帰るまでに16年間、帰ってからも
亡くなる迄の20年近く、その経典の翻訳に携わったヒト。
諏訪緑さんの「玄奘西域記」では、
最初、玄奘は取経僧である兄の摩咄(通訳)兼護衛として登場。
僧ではなく、僧見習いという微妙な立場です。
前半は、様々な事件を経て、ナーランダ仏教大学に着くまでのお話。
その途中で体の弱い兄が亡くなってしまい、玄奘が遺志を継いで
取経僧となる事を決意します。
後半は、
天竺最高学府ナーランダ仏教大学で、10本の指に入るほどの
秀才になっている玄奘。
写経もほぼ終わり、そろそろ帰国を考えているところからはじまります。
師である正法蔵のお言葉が、容赦なくて良いんですよ
「開学依頼の秀才ともてはやされても、 そなたの頭の悪さは
このわしが一番良く知っている」
「取経など、やる気と体力があれば、大概出来るもんじゃ。
そなたが人より秀でているといえば、体力じゃ体力。
まだまだ修行は足らんぞ。」
「玄奘は頭が悪いゆえ唐に帰すわけにいかん」
4年間大学に篭って、寝る間も惜しんで勉強していた玄奘を、
正法蔵は強引にお供にして、旅に連れ出します。
インド国内を旅するうちに、
高名な僧侶を生んだ地でさえも、
寺院が荒廃しているのを目にしていき、
玄奘は正法蔵へ「もう一度、教えを受けたい」と訴えます。
それに対し正法蔵は、
「求める心があってはじめて方法が見出せる。
いまの思いは必ず難問を切り開く礎となる」
と言って自分の話をはじめます。
正法蔵は東天竺の王子に生まれ、身分はバラモン階級。
仏教徒を見下していたが、師である護法に出会い、
若くして亡くなった護法の教えを引き継いで、60数年、生徒に
教えてきた自分を振り返り・・。
「96歳になった今でも遠く護法様には及ばない。
護法様に比すれば、自分は宗教家でも哲学家でもない。
頭の悪い一介の教師にすぎない。
だが、私もそなたと同様、体だけは丈夫ゆえ、 護法様に
できなかったことを成すこともできる・・」
年を取っても、こういうコトが言えるようなお年寄りになりたい~
一番好きなシーンは、何と言っても、
玄奘がハルシャヴァルダナ王を説得する場面
30年善政を敷いてきたのにかかわらず、ムスリム侵入により
国が乱れ始め、「結局何をして無駄なのでは?」と
思い始めているハルシャ王は、仏教が無駄なものかという話を
しはじめ・・・
「他人に戦をさせ、自らは安全なところで高尚なヘリクツを
コネている宗教家とは、いい身分」
「宗教は娯楽」
「教えが尊くとも人の世では使いこなせない」
対して玄奘は・・・
簡単に言うと「熱意」と「誠実さ」で対抗します。(笑)
後は・・・読んで見てのお楽しみ
(オイ!)
ちなみに好きなキャラは、
素直じゃない突厥の王子ハザクです
きゃー。今日は仏教の教えに!?
なっていませんね。見事に(笑)
この他の作品については、また後日~(^^)
今回はこの辺りでvv
ではでは。またー(^^)