さて皆さんに大好評の(たぶん?)社交ダンスの最高の上達方法シリーズも今回で最終回となりました。
毎回おことわりしておりますが、ダンスの先生でも何でもない、ダンス初心者の勝手な思い付きを、初心者のくせに上から目線で偉そうに書いているものなので、話半分で笑ってお読みください。
前回までは、「~しない」、「~をやめる」みたいな禁忌事項だったのですが、今回は初めて、やるべき前向きなことです!
社交ダンスの最高の上達方法の3つめ、それは…
「ひたすら走る!」
なんだァ?そんなことかヽ(`Д´)ノ、がっかり!、期待して損したぁ!!なんていろんな声が聞こえてきそうですが、まあ、ドン引きせず、興味がある方は以下の能書きも続けてお読みください…。
踊るための体力は踊ってつけるという考えもあるでしょうし、そもそも、中高年は、体力をつけるため、維持するために社交ダンスをやっているんだーと言われたらそれは全くその通りだと思いますが…。
例えば、車でサーキットを走る場合、どうやったら早く走れるでしょうか。コーナーリングはどうやるか、ブレーキングのタイミングは、アクセルワークは…考えることは尽きないかもしれませんよね。
しかし、その前に、肝心の車が壊れていては何の意味もありません。長い間オイルを変えていないのでエンジンはボロボロ、しかも、いつも入れているガソリンは粗悪な添加物てんこ盛りで、あちこちが錆びついていて乗るたびにギシギシと音がする状態では…。
まずはベースとなる車の整備から始めることがかえっていろんなことの近道になるような気がします。いろいろやった実感として、私たち中高年は特に…。
社交ダンス以外の運動をやっていない方は、「全てのベースとなる根本的な体力」をつけるための、シンプルなことから始めるのがいいのではないか、と思います。そうすると、その後でトライするかもしれない筋トレ、ストレッチ等のトレーニングにも素直に入っていきやすいし、継続もしやすいのかなと思います。
なぜ私が「走る」ことをお勧めするかというと、健康なら誰でもできる、コーチが要らない、お金がいらない、やり方を考えなくてよい、無心になってただひたすら走っていると、瞑想的なメンタル改善の効果もある(かもしれない?)、といった理由でしょうか。
ラン!、フォレスト!、ラン!…(映画見ていない方はすいません)。
ベースとなる体力がついてくることで、例えば、筋トレだったり、体幹トレだったり、ストレッチ、ヨガ、ピラティスなどのトレーニングもトライしやすくなり、次へのステップが進みやすくなるのではないかと思います。体力がつくと、「眠いから」、「ダルいから」、「なんか気力がわかない」ということが少なくなってきます(たぶん)。
しかし、何よりのメリットは、
社交ダンスの練習量が格段にアップする!(たぶん)
前の投稿で触れたように、練習量は、密度×練習時間だと思っています。すなわち、練習時間が頭打ちであっても、密度を上げることで練習量がアップする、すなわち練習の効率を上げることができると思います。これは、中高年にとっては、ナカナカに影響が大きいことではないでしょうか…。
先生が出力マックスで踊る。しかも、1曲、2曲、3曲、4曲、5曲...。さすがに先生の息があがる。汗が滴る。そこで、自分は汗もかかず、涼しい顔で、
「先生、次は?」
なーんていうのは妄想が過ぎるにしても…
体力があればハードな練習×回数がこなせるため、同じレッスン時間でも練習量は飛躍的に上がるのではないでしょうか。例えば、シャドーを何時間もこなすことも可能になるでしょう。練習のバリエーションも増えますし、個人練習の密度も上がります。
これを通年で考えたら、さらには5年、10年で考えたら、体力があるというアドバンテージはさらに膨大なものになるのではないでしょうか。
もちろん、量より質、やみくもに練習するよりも、どんな練習をするかが大切なんだ、という考え方も尤もだと思います。一方で、体力のあるメリットを生かしてひたすら練習し、練習量で一気に上手くなるのが(ある一面では)、例えば学連さんたちなのかなぁ、と想像します。
練習の質の議論はともかく、少なくとも体力をつけて不利になることは何一つないとは言えるのではないでしょうか。
これらのことは、言い換えれば、
「社交ダンスのために、社交ダンス以外の運動習慣を身に着ける」
今まで、社交ダンスのために使っていたお金や時間の一部を、基礎体力アップのためのトレーニングに割いたほうが、例えダンスする時間は短くなっても長期的にはそのほうが上達が早いし、何より「到達点」が高いのではないか、と想像します。
スポーツジムに入会してしまって、強制的に走るもよし、最近では、チョコっとなんとかっていうのもありますから、都会の方はそんなのもいいかもしれませんね。
まずは基本的な体力をつけておいてから、筋力トレ、体幹トレ、ストレッチ、ピラティス等を体力に合わせて段階的に進めていった方が効率がいいのではないか、と個人的には思います。
これを読んで、「じゃあ、今日から走る!」っていう人は、まずいないでしょうけど…。
さて、ここまで社交ダンスの上達方法シリーズ(1)~(3)を書いてきましたが、皆さん、何か大切なことにお気づきではありませんか?
1) 食べ過ぎない
2) 自分をディスらない(年齢を理由にしない)
3) ひたすら走る(体力つける)
そうです!
社交ダンスの上達方法と銘打っておきながら、社交ダンスの話が一つも出てこないのです!
理由は明らか、とってもシンプルな話です。それは、私が初心者だから詳しいダンスの話は書くことができない…それと…。
「人間は99%の時間はダンスをしていないから」
つまり、99%のダンスをしていない時間を、ダンスのためにどう使うか、どれだけ使えるか。が大切なのではないでしょうか。
あ、繰り返しますが、私は社交ダンスのプロでも先生でもなんでもないダンス初心者なのですが、私がダンスをやってみて思いつくまま、かなりの上から目線で書いてしまいました。恐縮です。
これにて、素人の社交ダンス上達方法シリーズは終わりますが、私のブログはまだ続く予定です。更新の頻度はともかく…
私が思い立ったときにまたお会いしましょう。