習い事をする上でどのような先生に習うかというのは上達に大きく影響するものだと思いますが、一方で、生徒の側としても先生とのお付き合いをどのようにしていくかが大切なように思います。

 

このブログを読まれていらっしゃる方々の多くは、年下の先生に習われていると思います。自分の子供くらいの年代であろうプロの若い先生に手を取ってもらってダンスを習うなど、この上無い幸せのはずなのですが...。

 

時折ふと、考えてしまうことがあります。年周りを考えたら、今習っている先生くらいの子供がいてもおかしくないのかぁ...と。そう考えるとなんだか不思議な気持ちになりました。

 

歳を重ねるにしたがってそのように年下の方々に教えを乞う場面も増えていくだろうし、それだけでは足りず、様々なお世話にもならなければならないのかもしれないなぁ...でもそれが自然の摂理なのかな...?

 

社交ダンスはひょっとしてその入り口なのか?などと冷静に考え(過ぎ?)てしまう時もありました。

 

先日、レッスンが終わったあとの雑談で家族の話になり、同年代くらいだと思っていた先生のお母さまが、一回りとはいかないまでも同年代というには失礼なくらい私より年下だということがわかり、驚くやら落ち込む(?)やら。お母さまの年齢を聞いた瞬間に、「ずっこけて」いたら、先生が申し訳なさそうに、

 

「...皆さんにそういうリアクションされてしまうので母の年齢はできるだけ言わないようにしているんですけど...」

 

なるほど。若い先生の側にもいろいろお気遣いがあるんですね...。

 

そう言われてしまうと笑うしか無くて、かえっていろいろ吹っ切れてしまいましたが。

 

まーそんなこんなで、いろいろありますが、皆さんもそうだと思いますが、若い先生にダンスを習うというのは脳と体の双方の刺激になりますし、シンプルに楽しいものだと思います。

 

そもそも、日常ではそのような年代の方々と話をする機会が少ないので、いろんな考え方だったり、物の見方だったり、ダンス(仕事)に対する取り組み方だったり、ちょっとした雑談がとても刺激になり、勉強になります。

 

いくら年下でもやっぱり先生ですから、常に敬意をもって接する、というのは忘れないようにしています。長い付き合いになると、どうしても何かと、なぁなぁになってしまうので。

 

でも、遠い昔にヒップホップとかジャズダンスをやっている一般のダンス教室に迷い込んでしまったことがありましたが(昔このブログに書いたこともありましたが)、先生とタメ口の小学生もたくさんいましたねぇ。師弟関係ではなくて、学校帰りに友達とちょっと踊るみたいな...。そして、そんな子たち、みんなダンスが上手かったですねぇ。

 

物事を習う上では、先生との距離感を大切にして、そこはやっぱりどこかでちゃんと線引きすべき、なんてのも、もう古い考えなのかもしれません。

 

ヒップホップとか、現代のダンスを踊るには、そういう柔軟性とノリが必要なのかもしれませんね。

 

ブレーキンがオリンピック種目になる時代です。