半月ほど前の記事の続きです
そっちの記事を読んでいることを前提に書きますね
まず、前回の最後で
リュウガの腕が仮面ライダーWのCJXの肘で繋がりました
しかし、このままでは腕がちょっと長く見えます
なので、肘関節の受けになる部分をもう少し削っていって調整します
余談ですが、前回の記事を書いた後、今使っている物より幅の広い平ノミ(彫刻刀)を買い足したら、作業が凄くスムーズになりました
やっぱ道具って大事ね
元のと同じくらいの長さになりました
反対の腕も同様に加工します
見比べただけだとわかりにくいものの、写真で見るとちょっと長さが合ってなかったり、肘の向きがおかしかったりと、問題点に気が付くことがあります
念入りにチェックしときましょう
こんなとこかね
形が整ったら、次はこの関節をしっかりと固定します
現状では腕と関節部は引っ張れば簡単にパーツが分解してしまいます
接着してしまえば簡単なのですが、龍騎系素体の場合、前椀部を接着してしまうと、前腕が回転しなくなってしまいます
なので、今回は接着剤は使用せずに、回転軸を生かす方向で補強します
接着剤が使えない場合の部品の接合方法の一つが真鍮線接続
画像のが真鍮線(φ1ミリ)です
これで部品同士を繋ぎ合わせて接合する訳です
図解するとこう
絵が下手とか字が下手とか抜かしたらぶっ飛ばす
まず穴をあける位置を決めます
位置は基本的には真ん中で
穴の位置がズレると後々面倒なことになるので、気をつけましょう
穴の位置が決まったら予めその場所に先の尖った物を刺して凹ませておくと穴があけやすくなります
接合したい部品の接合面に、ドリルで穴をあけます
この時
・ドリルの向きが真っすぐであること
・ドリルの径と真鍮線の太さはφ2ミリの真鍮線なら2ミリのドリル、といった感じで合わせておくこと
・力任せにやらないこと
この辺要注意
ドリルの向きは上と横の両方を交互に見合わせて確認して掘ればたぶん平気
因みに今回使用したのはφ1ミリのドリルと真鍮線
穴に真鍮線を挿してみて、しっかりと刺さることを確認します
反対側も同様に
最後に真鍮線を適切な長さに切断して、差し込んで接続すればOK
尚、金属線を接続する時はプラモデル用のニッパーは使わないようにして下さい
プラモデル用のニッパーは、プラスチックを綺麗に切り出すために刃が薄くなっています
そんな物でプラスチックよりずっと硬い金属を切ったりしたら、切れなくは無いけど刃が折れたり欠けたりして、使えなくなります
金属用のゴツめのニッパーやラジオペンチで切るようにしましょう
これにて保持力がグーンとアップ、ちょっとやそっとじゃ外れません!
真鍮線接続は色々役に立つので、出来るようになっておくと便利です
最後に塗装をします
流石に緑の関節はマズいのでw
バラせるものは極力バラしてから塗装しましょう
関節のパーツとパーツの隙間に塗料が流れ込んで固着したりすると破損を招きます
いままでの苦労が水の泡です
Wの関節を使う場合は、中々部品が外れないので、ちょっと大変かも
僕は時計のコマ詰め用のピン抜き使ってなんとか…
関節部の塗装をする時は、あまり厚く塗らないように気をつけましょう
塗膜が厚いと、擦れる部分の塗装が剥げます
これにて完成!!
………肘が直っただけなんですがね
以上
参考になりそうですかね?
極力、未経験者にもわかるようには書いてみたつもりですが……まぁ、わからないならコメント欄で聞いてくれても良いし、単語がわからないとかならググったりしながらやれば、なんとかなるんじゃないかと
解説書いたり他のことしながらやってたので時間がかかりましたが、本腰入れれば小一時間で終わります
要約すると
素材探し→素体と素材の加工→加工した部品の取り付け→色が合わなければ塗装
こんだけ
どうやってもダメだったらその時に買い直すなりしちゃえば良いので、まずはやるだけやってみてはいかがでしょうか?
リュウガサバイブの写真はまた明日別の記事にて