2種類あります☆トップレベルドメイン
以前、トップレベルドメインとラベル(セカンドレベルドメイン)について紹介しましたが、今日は、【トップレベルドメイン】について詳しく紹介していこうと思います。ラベルの次にくる「.ほにゃらら」で表された部分である、トップレベルドメイン。これには大きく分けて2つの種類が存在します。
【ccTLD】と【gTLD】です。
まずひとつめが、"国コードトップレベルドメイン ccTLD(カントリーコードトップレベルドメイン)"とよばれるもの。またの名をnTLD(ナショナルトップレベルドメイン)ともよばれています。これは、国や地域ごとに割り当てられたトップレベルドメインです。
これまで紹介してきた世界のドメインのほとんどが、ccTLDです。".jp"ドメインも日本のccTLDにあたります。「その国や地域に存在する団体や個人でないと取得できない」という制限があるものが多いところが特徴です。
そしてもうひとつが、"分野別トップレベルドメイン gTLD(ジェネリックトップレベルドメイン)"とよばれるもの。ccTLDとは反対に「国や地域の制限がなく、自由に登録できる」というところが特徴です。
このgTLDの中で、最もよく使われているのが"ドット・コム"。
この"Com"は、"Commercial"の略で、商用サイトを表しています。施行されたのは1985年と古く、世界で一番登録数が多いとも言われています。日本でもよく知られたドメインで、人気度も世界一。ドメイン界の王様といったところです。
また、一部の発展途上国では、ccTLDをgTLDのように誰でも取得できるようにしている国もあり、トンガの「.to」ドメインや、以前紹介したツバルの「.tv」ドメインなどが良く知られています。
もし気になった方は、「.to」と「.tv」の紹介記事もぜひご参照くださいね。
■「toドメイン」―世界で一番早く一日がはじまる国のドメインとは?
■「tv」ドメイン―国滅亡の危機を救ったお話
有効期限にご注意を!ドメインの管理方法。
あなたのドメインの管理業者とレンタルサーバーの契約先は同じでしょうか?
たいてい、ドメインの取得・管理先とサーバーの契約先が同じという方が多いと思います。なので、ドメインとレンタルサーバーの関係を勘違いしてしまうことがよくあります。しかし、ドメインとサーバーはそれぞれ所有者が違います。
サーバーは、レンタルサーバー会社の所有物です。
では、ドメインは誰が所有しているものでしょう。
正解は、そのドメインを取得したあなたの所有物になります。ドメイン管理業者は、ドメインの「管理」を、あなたに代わって行っている、いわばドメインの保育園・幼稚園みたいな感じなのです。
では、"ドメインの管理"とは具体的にどのようなことを行っているのでしょうか。
まず、ドメインには、"有効期限"というものがあります。
「ドメインは一度取得すれば、ずうっと自分のもの」と思いがちですが、実際には料金を払った期間(=有効期限)だけを利用しています。ずうっと自分のものにしておくには、「ドメインの更新」という作業を行い、更新費用を支払わなければなりません。
ドメイン管理業者は主に、ドメインがずうっと使えるように、ドメインの更新日を事前に知らせたり、「更新作業」を行ったりしています。
更新のお知らせは、メールで通知されます。もし、この更新のお知らせメールを見逃してしまうと、有効期限切れでドメインが失効してしまうかもしれません。ですので、契約する際のメールアドレスは、毎日必ず確認するアドレスに設定しておくようにしましょう。
でも、万が一有効期限が切れてしまっても、一定期間までなら救済措置があります。ドメイン名やドメイン取得業者(レジストラ)によりますが、20~50日の間で猶予期間が設けられています。自分のドメインの猶予期間がどのくらいか心配になった方は、ネットで自分のドメインの猶予期間を調べてみても良いですし、また、ご利用中のレンタルサーバーに質問してみてもいいでしょう。
この猶予期間も過ぎてしまうと レジストリ(レジストラのボスのような存在)から一度削除されるので、登録可能になるまで待たなければなりません。しかも、ドメインは先に取得したもの勝ちなので、また同じドメインが取得できるとも限りません。
ですので、大切なドメインの更新日は、ドメイン管理業者からのメールだけに頼らず、よく見えるところのカレンダーやスケジュール帳に書いておくのが良いでしょう。
インターネット環境のこととはいえども、ローカルでの通知環境を整えておく事が重要なのです。
ちなみにドメイン有効期限の方は、ネットで簡単に調べることができます。
ドメイン管理業者が提供するWhoisというサイトで自分のドメインの有効期間を確認できるのです。ぜひ一度試してみて下さいね。
■Whois Gateway
http://whois.prove-wsc.com/index.html
いろいろあります♪属性jpドメイン!
以前、属性jp(属性型jp)と汎用jp(汎用型jp)についてご紹介しましたが、
実はこの属性jp。さらに細かく2種類に分類することができます。
「組織しか取得できず、1組織に1つしか取得できないドメイン」
と
「組織しか取得できず、1サービスに1つしか取得できないドメイン(言い換えると、組織しか取得できないが、1組織にいくつでも取得できるドメイン)」
です。
まず「組織しか取得できず、1組織に1つしか取得できないドメイン」には、次のようなものが挙げられます。
■【co.jp】
→co=commercial(商用)の略。企業が取得可能。
■【or.jp】
→or=organization(団体)の略。企業以外の法人組織が取得可能。
■【gr.jp】
→gr=groupの略。任意団体が取得可能。
■【ac.jp】
→ac=academic(学術的な)の略。大学など高等教育機関。
■【ed.jp】
→ed=education(教育)の略。小・中・高など初等中等教育期間が取得可能。
上記5つのドメインは、それぞれの条件を満たす法人のみ、取得することができます。
つまり、個人では取得できないドメインなのです。
そして、「組織しか取得できず、1サービスに1つしか取得できないドメイン(言い換えると、組織しか取得できないが、1組織にいくつでも取得できるドメイン)」には、次のようなものが挙げられます。
■【ne.jp】
→ne=networkの略。ネットサービスやプロバイダなどが取得可能。
このように、ドメインひとつひとつに、取得するための様々な細かい条件が定められています。
汎用jpドメインの条件は「日本国内に住所があれば、誰でも取得できる」です。
じゃあ属性ドメインも誰でもとれるんだっけ?と、混乱してしまいがちですが、
属性jpは、それぞれの「条件を満たす組織のみ」が、はじめて取得することができるドメインなのです。
これを知っていれば、かなりのドメイン上級者と自慢できるでしょう!
実はこの属性jp。さらに細かく2種類に分類することができます。
「組織しか取得できず、1組織に1つしか取得できないドメイン」
と
「組織しか取得できず、1サービスに1つしか取得できないドメイン(言い換えると、組織しか取得できないが、1組織にいくつでも取得できるドメイン)」
です。
まず「組織しか取得できず、1組織に1つしか取得できないドメイン」には、次のようなものが挙げられます。
■【co.jp】
→co=commercial(商用)の略。企業が取得可能。
■【or.jp】
→or=organization(団体)の略。企業以外の法人組織が取得可能。
■【gr.jp】
→gr=groupの略。任意団体が取得可能。
■【ac.jp】
→ac=academic(学術的な)の略。大学など高等教育機関。
■【ed.jp】
→ed=education(教育)の略。小・中・高など初等中等教育期間が取得可能。
上記5つのドメインは、それぞれの条件を満たす法人のみ、取得することができます。
つまり、個人では取得できないドメインなのです。
そして、「組織しか取得できず、1サービスに1つしか取得できないドメイン(言い換えると、組織しか取得できないが、1組織にいくつでも取得できるドメイン)」には、次のようなものが挙げられます。
■【ne.jp】
→ne=networkの略。ネットサービスやプロバイダなどが取得可能。
このように、ドメインひとつひとつに、取得するための様々な細かい条件が定められています。
汎用jpドメインの条件は「日本国内に住所があれば、誰でも取得できる」です。
じゃあ属性ドメインも誰でもとれるんだっけ?と、混乱してしまいがちですが、
属性jpは、それぞれの「条件を満たす組織のみ」が、はじめて取得することができるドメインなのです。
これを知っていれば、かなりのドメイン上級者と自慢できるでしょう!