
逆光線に浮かぶ怪しい影、俺は見た・・・・
虫な。
大地に蠢く、それは ラグナロクの予兆なのか・・・
廊下でジタバタしている虫です。
おま、もうちょっとファンタジィでいこうや。ファンタジィ。
ファンタジィはいいから何とかしてやろうぜっ

さぁ!君!いまこそ立ち上がれ! ガンバッ、ガンバッ。
困ってるみたいだ、箒と塵取りもってくる。

庭のテーブルにおいてやる。
みごとなヴィトレイユカラー。

・・・うんうん、そうかそうか。
は・・話してるのか?
耳をすましてごらん、愚弟。虫さんが言ってる。「バージルさん、ほんっとにあなたはすばらしいですね、かっこいいですね、助けてくれてありがとう、こんど大判小判もってきますので、まっててね。」
きみ、シアワセモンやな。まったく。。。
その後、虫さんは地べたでまたひっくり返ってましたが
ちゃんと起こしてあげました。
七転び八起き。
なにやら自分を見ているようで ありました。

庭に咲いた野生のユリが
朝の空に映えてみえました。