睦月八日(新月)を過ぎて、新しい手帳を開きました。
4月から、電力自由化。
あばよ東電!と寅さん風に捨て台詞が出かかっているんだけど、いざ具体案が浮かばないし、しばらくは情報収集になりそう。
先日は、そんなもやもやを晴らすのにぴったりの『エコアイデア』イベントがありました。
会場は東京都目黒区にある平塚幼稚園。こちらの園舎は、取り壊される予定だった奥会津の旧本名小学校の木造校舎を移築、再生したものです。
https://sumika.me/works/58144eed04af4e45bcc057c25abc249511497e14
空間を突き抜ける梁のラインを目で追いながら、「木のくせを生かす」という西岡棟梁のお話を思い出します。
(『木に学べ―法隆寺・薬師寺の美』西岡 常一 (著))
イベントは一次審査に通った11作品のプレゼンが中心で、優劣を競うものではないという主旨のとおりだけど、実践されているものには説得力がありました。
仕掛け人は建築女子ユニット「つなが~るズ」。
↓エコアイデアコンテスト『チエコ』
http://tsunagirls.net/?p=271
審査委員には非電化工房の藤村さんも。
お人柄が立ち居振る舞いに表れて、穏やかな気持ちになります。
http://www.hidenka.net/indexj.htm
作品には「宅急便の走行距離のうち25%は再配達のために費やされている」という無駄に注目した、地域活性にもつながるアイデアもありました。
ほかに冷蔵庫の無駄、食に関する作品も多かったみたい。
食料廃棄のない社会にむけて、つい海外の取り組みばかりが目についてしまう。日本では小学校の給食とか、教育的に良いなと思うことも多いけど。
「東京都23区の家庭から1日に捨てられる食べ物の量は、アジアの50万人以上の人が1日に食べる食料に相当する」という。
無印良品コラム「食品ロスについて」
http://www.muji.net/lab/food/140416.html
サンフランシスコのメンフィス・ミーツ社の「培養肉」のこと。
普段肉を食べないから思うのかもしれないけど、、、個人的には良いと思う。アマゾンの森を切り開いてまで、牛を育てるなんて考えられない。
・研究室で培養した肉の細胞でミートボールをつくることに成功
・牛の細胞に砂糖やミネラルといった栄養を与えて培養したもの(9~21日間)
・動物を殺さず、温室効果ガス90%の削減になる
・(畜産のような)化学物質・抗生物質の投与も必要ない
国連によると世界全体で生産される穀物3分の1は家畜の餌であり、4分の1が放牧用。
肉を得るために直接肉をつくるという発想ですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160202-00010315-wsj-bus_all
さて、会場投票でも人気だった大賞作品には「ドラム缶回転式コンポストトイレ」が選ばれました。
都心を離れて自然の循環に暮らすご家族の、日常的な創意工夫が面白い。エネルギーを生み出す一歩は、楽しむ気持ちからなのかも。
藤村さんから「アップサイクル」を流行らせよう、というワクワクするお話もありました。3.11から5年経ち、非電化工房への取材も5分の1ほどに減ったそう。
価値観や生き方が大きく変わった人も多い一方で、相変わらずメディアの影響が都市生活の消費を左右しています。
建築関係者の集まりは視点がいい。自分の頭で考える力や大らかな感性など感じられて良かったな。
寅さんも甥っ子に「何かあったとき、自分の頭で考えるために勉強するんだ」って言ってたと思う。笑



















