「無明」
溶けて行く 光の中で
私は 何を見ていたの
声もなく 風も止まり
ただ 空に消えてゆく
夢と現実の 狭間で
遠く 命の音色がする
何を信じて 生きていた
それさえ 白く解けてく
何もない中に すべてが在る
遠い世界の 幻よ
滅びも再生も 一つになる
無明の光 私を包む
夜と昼の 合間に
心の声が 遠ざかる
一つの星が 落ちてゆく
静けさに 還る祈り
何もない中に すべてが在る
声の奥の 優しさよ
生れも死もせず ただそこに・・
無明の光 私を包む
・・・・・・・・・・・・・・
想いも時間も存在も すべてが消えゆく場所で ただ「いま」という
瞬間と向き合う