いろいろ映画は相変わらず見ています。

これから批評を書こうとしてますが…貯まりすぎて大量UPになりそう(笑)

『スウィーニートッド』
も観てたんですよ。
大好きなティム・バートン監督作品。
R指定になってたけど、そんなにダメかしら?と思っちゃいました。
でも、首をスパーッと切るし、血がビューッと飛ぶし。って事なんでしょうね…。
やはり、ティム監督の色使い好きです。空の色なんか最高!
そして、白×黒のストライプ。
いいなぁ。

物語も切ないです。
ティム監督作品っていつもどこか切ない。
トラウマだったり、不幸だったり、なんだか、救われない感じがあったり。そういう残酷さが美しくなる。
と、言えばいいのかな?

ミュージカルはあまり好きではない私ですが…この映画は大丈夫でした(笑)
★★★

途中からラストが読めてしまったのが残念…。

"XXL"ことクイーン・サイズのデザイナーを目指すジャズミンは、デパートの洋服売り場で働いていた。ジャズミンは特大サイズの女性のために、セクシーで魅力的な服を作ろうと格闘するが、なかなか思うようにいかない。そんななか、ジャズミンは、ナイジェリアから来た医師・トゥンデと恋に落ちる。アフリカでは、痩せている女性よりも豊満な女性のほうがモテるのだった。幸せな恋を前にしつつも、ジャズミンはやはり自分の容姿にコンプレックスを感じてしまい…。


アメリカの人気コメディアンのモニークが主演の切なくも笑えるラブコメディーです。


世の中、痩せている女性の方が何かともてますよね。

それは日本でも同じこと。

だけど、この映画の中で、出会った彼はナイジェリアのドクター。

ナイジェリアでは、ふくよかな女性の方がもてるのです。


いままで、コンプレックスの塊のような彼女は思います。

『こんなの嘘だ!』と。

『彼が私なんかに夢中になるはずがない!』と。

そんな不安から、結局別れてしまう。


でも、彼のおかげでいろんなことに自信がついた彼女は、いままで相手にもされなかった

男達に次第にナンパされたり。


そして、太っているから自分が着たい服がない。

もともと、デザイナー志望だった彼女。バイヤーの目にとまり、自分のブランドを立ち上げることにも成功します。


そして、思うのは彼のこと。

ブランド名も彼との会話の中で出てきた言葉。


ラストは成功者となった彼女が、ナイジェリアまでかれに会いに行く。


もちろんハッピーエンド。


この、映画は、太っている女性にはぜひ観て欲しい。

でも、きっと、世の中こんなうまくいかないわ!って思われるかもしれません(笑)


でもね、この映画の中の彼女の気持ちとか共感できると思うし。

この彼女を見たら、太ってるからといって自分を卑下しなくてもいいんだって思えるはずです。


世の中のポッチャリ女子。 明るく前向きに!

その方が、絶対に、素敵だよ! って言ってる映画です。


おすすめ度:★★★


普通におもしろく観れます。ひねくれて観ちゃうとつまらなくなっちゃいます。

何も考えずにフリーの状態で楽しんでください♪



チェコを代表すると言ってもいい。

天才監督。ヤン・シュヴァンクマイエル。

簡単には説明できない映像。 でも、がんばって簡単にすれば。

シュールレアリズム。 この一言。

ダリの絵の世界を彷彿とさせる映像。 コマ送りで撮影する手法を取り入れていて

ピングーのような動きを見せる物たちがたくさんでてきます。


ある意味、気持ち悪い(笑)気持ち悪いけど美しい。そんな言葉が似合う映像を撮られます。


今回、観たこの『LUNACY』 意味は『精神異常』『心身喪失』を意味する言葉だそうです。


侯爵が出てきます。

この侯爵はあの、サド侯爵からインスパイアされているらしく。

神への冒涜が満載です(笑)


精神病院で母親を亡くし、悪夢にうなされるジャン・ベルロ
生き埋めにされた母親と同じカタレプシー(硬直症)の症状をもつ侯爵
神を冒涜し、快楽を追及する礼拝堂での禁断の儀式
拘束服も電気ショックもない自由な精神病院
聖女のような微笑を放つ、虚言癖の淫売女、シャルロット
侯爵に導かれるままベルロが目撃した世界とは…。


こんなあらすじです。 あらすじだけ見るとそこそこ想像つく感じもしますよね。

いやぁ。本当に、この方。頭の中どうなってんだ?

こんなスゴイ映像。


謎の儀式の時の、キリスト像に錆びたクギを打ち付ける。

生肉。

生肉の赤がグロテスクでいて、とても美しい。


本当に、私、文才ないんで(笑) 申し訳ない。

とにかく、グロテスクであり、残酷であり、恐怖でもあり、それでいて美しい映像。


としか、言えないです。


おすすめ度★★★★


ダリが好きな人には絶対観て欲しい監督。

『アリス』も素敵です。こんな解釈あったのか!と感動。