心に刻み込まれる出来事は

音もたてず 波もたてず

静かに静かにやってくる

誰も知らないそれは

まるで幸せを運ぶ天使のように

優しい顔をしてやってくる

敵か味方か

それは見方によって変わってくる

自分のとらえ方次第で

敵にも味方にもなる

ならば

もちろん私は後者を選ぶ

要は上手く扱えばいいだけの事

何も恐れず、それはまるで最初から決まっていたかのように

出会うべくして出会ったかのように

優しく 微笑んでやればいい

自分が描いた未来予想図が

少しだけ複雑になったと思えばいい

そして

少しだけ深くなったと思えばいい

ただそれだけで

目の前に広がる景色は

世界は

案外色づいて見えるものかもしれない


暗いトンネル

その中に何があるのかも

誰の声を信じていいかも

何処に向かって進めばいいのかも

何も分からなくなった

時には歩む事を止め

現実から目を逸らした時もあった

それでも

根本的な解決をしない限り

苦しくなる事がなくなる事はなくて

大切な人も

大切な気持ちも

何もかも失うんだと思った

自分から手放した方が楽だって

何度考えたか分からない

諦めた方が楽

それは、誰より自分が01番分かってた

それでも

その道を選ばなかったのは

しなかったわけでもなく

したくなかったわけでもなく

ただ単純に出来なかった

それだけだった

幸せを望む余り

周りが見えなくなってた事に反省した

初めて、本当の危機感を感じた

でも今は、

動き出す事が怖くて仕方ない

何を考えてるのか

どうしたいのか

どうしてほしいのか

何も分からない

これだけ迷っても

前に進むべきですか

傷つく事が分かっててもなお

何も言わず

何も聞かず

何も見ず

黙って笑っている事が正しいと思いますか

もぅ、何を信じればいいか

分からなくなった

誰の言葉を信じ

何処まで自分を信じるか

でも一つだけ

心から思った事がある

あの時

諦めなくてよかった

自分の気持ちに

嘘をつかなくてよかった

その気持ちだけは

大切にしたい