おそらく人生最大のうっかりは

大学院入学。

日本と異なり、入学式のようなものはなく

ある日、これといった心構えもないまま

授業に行くと突然レクチャーが呪文に変わっていた


1コマ3時間超

まだ英語力のない私は完全集中しなければ

呪文の解読ができない


想像もしていなかった課題の量

すでに沢山のレポートを提出しているのに

どれ一つとっても自信がもてない


初めて踏み込んだ妥協の許されない学問の世界

言い訳をして

メソメソ泣いて

大混乱に陥って


そして励まされて

立ち直る


ちょっとふがいないけれど。



毎月ひそかな期待をこめて探してたNight Rainbow

やっと出会えたのはキラウエアの溶岩台地


突然の感動への対策は皆無

隆起した溶岩によじ登って

大きなアーチが消えるまで眺めるしかなかった


地球のお腹から真っ赤な溶岩が出てきたり

夜空に虹が現れたり


なんて不思議な場所なんだろう

ありがとう、ハワイ島

最高のspring break デシタ。

ほぼ日課になったマノアのお散歩

いつものコースをグルリ

部屋で手招きしてる課題からスルリ

もう一周だけグルリ


ちっちゃな顔を笑顔で満たして

控えめに手を振って

玄関先で遊んでたおちびチャンのハロー


あぁ、せっかくの散歩なのに

すぐそばの君に気づかないくらい足早に

私は何を急いでたんだろうね


だけどね 嬉しい知らせの実現が

もうすぐそこまで来ていて

できればダッシュしたいぐらいで

落ち着かなかったんだ


来る人を待つって

こんなにウキウキするんだね


rainbow13


makapuu

ハワイの空気の中にいると

不思議な色に出会うこと

そんなに珍しくないんだけど


色々重なり合って

衝突しあって

逃げ場なんて無いように見えて

躓いてばかりの気持ちみたいに

複雑な空気に出会うんだよ

そして

少し切なくなるんだ


言い現せないよね

一個一個の気持ちがどんなか なんて

必死に納得できる色を探そうとするんだけど

今はまだどこか濃い影にかくれてるみたい


ねぇ 素敵な女性が言ってた

朝日がでる前は一番の暗闇が来るって


天気が悪ければ日の出は見えないから

もしかしたら何日も続くかな


今、すごく遠くにいるけれど

朝日が出るまで

一緒に待つね

夜更かしして

おしゃべりしようね

アロマを選んで

のんびりしよう

何日続いたって

付き合うよ


ちゃんとゆっくり休んで


だってほら

日が昇ったら

笑ったり

はしゃいだり

おいしいもの食べたり

すごく忙しくなるんだから







ハワイに初めて来たとき

ワイキキがただの雑多な街なのに驚いて

かわいい洋服が買えないことに不満を募らせて

ホームレスの多さに驚いた


少したって

マノアでの散歩の時間が楽しみになって

服よりも虹を探すようになって

ハワイでの生活が心地よくなった


でも、ホームレスはやっぱり厄介な存在



授業中、研究テーマを決めてくる宿題を怠って

思わず口にした先生が好みそうなトピック

「ハワイのホームレス事情と企業の地域社会への責任について書きます」


よくあることだけれど

よく考えずに発言して後で苦しむ展開

こういう研究の文献が少ないなんて、すぐにわかりそうなものなのに

文献がなければ、それぞれの機関に自分で掛け合ってデータを集めなくちゃいけないのに


あぁ、だけど

苦労は私のステレオタイプを少しずつ

変化させていくのかも


ハワイ


楽園と称されるこの島は

お金をたくさん払う人のためのもの?