曼荼羅…といえば、そうです、あの仏像と共にイメージされるマンダラ・・・。更に、チベット~アジア系のもの、というイメージもあることと思います。でも、よく思い起こしてみますと、キリスト教にもステンドグラスで曼荼羅を見ることができます。
それどころか、もっと身近に、オレンジを横に切った様子、咲き誇るひまわりの真ん中の種の様子、お花の形等々意識すればどこにでも発見することができます。…って、昨日はそんなお勉強をしてきました。(宗教系ではありません。)その深すぎる内容についてはさておき…。
曼荼羅と名のつくクラシックの曲も存在します
山田耕作:作曲 「曼荼羅の華」
その他、黛敏郎作曲の「曼荼羅交響曲」
などもありますね。私は聴いたことが多分ないと思いますが。
そもそも、曼荼羅とはサンスクリット語mandala(聖なる円環・聖なる中心・聖なる容器)の当て字で、中心の軸の周りに幾何学的に広がる宇宙観を表しています。自己の本質を表します。
周知のとおり、バッハの音楽が幾何学的なことや、モーツァルトの音楽は宇宙の音楽と言われるように、それらは「曼荼羅」と表現することができると私は考えます。そもそも、音楽、音の起源をずっとずっと遡っていきますと、そういうところに辿りつくはずです
余談ですが少し前からの大人の塗り絵ブームで、書店で曼荼羅の塗り絵も手に入れることができます。一心に塗ること自体や、カラーセラピーの分野も含み、癒しの効果があることは曼荼羅塗り絵でなくても言えることです。ですが特に曼荼羅模様についてはかのユングも、患者が治癒過程で曼荼羅的な絵と何度も遭遇するという臨床現場から、そこに宇宙観を見出しています。長くなるのでこの辺にしますが、とにかくパワフルです。興味のある方は早速お試しください。
意外なことに、スペインの空港では曼荼羅塗り絵が土産物として売られているそうです。なんだかお洒落そう!スペインに行く機会のある方は、是非に!!探してみてくださいね。