ギブ アンド テイク
ならぬ
ギブ アンド ギブ
時々どこかで見かけそうな言葉ではありますが、今日ご紹介するのは「生命の暗号」という本です。(村上和雄:著 サンマーク出版 1997年初版発行)
一昔前によく見かけたのでお読みになったことがあるかもしれません。著者は筑波大学名誉教授、分子生物学者。
「ギブ アンド ギブ」について、こう書かれています。
<ギブ・アンド・テイクというとき、こちらがギブをすれば相手からテイクがくる、と思います。でもそんなテイクはたいしたことはない。券売機にお金を入れれば切符が出てくる。それくらい当たり前のテイクにすぎません。本当に大きなテイクは天から降って来る。そういうテイクをとりたいなら、ギブ・アンド・ギブで行くべきです。
ギブ アンド ギブの典型は母親と赤ん坊の典型でしょう。母親は赤ちゃんにひたすらギブ アンド ギブで見返りをを求めていない。意識の上では認めていないが、至上の満足感、幸福感をもらっている。>
実は、このくだりは、ほんの喩え話で、その前後が本題、「遺伝子をオン・オフにする」という興味深いものなのですが、でも、今回は純粋にこの言葉をご紹介しておくに留めておきます。また改めます。
でも、とっても素晴らしい著書です。遺伝子の謎に迫る科学的な内容の本ですが、医学的なことの他に、人生論や組織のあり方のような成功の鍵に直接結びついていて、おススメです。
もっともっと深い話題もたくさんあります。
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少し話が飛ぶようですが、私は俗に言う「チケットもぎり」というなかの「もぎり」という言葉の響きがあまり好きではありません。
なんとなくあまりにも一方的な感じ(もぎり「取る」というイメージからか?)と、言葉の響き自体があまり美しくなく、単純に嫌いなだけですが…。
でも、「チケットテイク」という言葉を使っている職場(コンサートホール)もあるのですよ。同じことですが、その方がポディシブなイメージだし、なんとなくお洒落です。(笑)
お客さまからも、スタッフからも、どちら側からもテイクするということでしょうか。
チケットをしっかりチェックして丁寧にお返しするということを肝に銘じながら、その日最高の音楽をテイクするエントランスという気持ちにも繋がり、もぎる仕事に一段と心がこもりそうです!?