売りプロ | コンサートホールのお話など

コンサートホールのお話など

レセプショニストとして働いているコンサートホールでのお話や、クラシック音楽やとりとめのないことなどを綴っています。

演奏会に行けば、普通、プログラム本はチケットを切った後で配ってもらえるというのは当たり前に思っていることですが、時々、有料で販売していることがあります¥この有料販売のプログラムのことを業界用語?で「売りプロ」と呼んでいたりします。


その場合は一旦チケットを切って中に入り、客席近くのロビーで販売していることが多いです。


とはいえ、とりあえずチケットを切る場所でいつものようにその公演で演奏する曲目のわかるチラシ程度のものを無料でお配りしていて、もっとまともな「プログラム」を御所望であれば、どうぞお買い求めください。ということもあり、曲目さえわかれば充分な人は無理に買わずに済むこともあります!


コンサートホールが主催する公演の場合は、ほとんどチケットを切るところで何かしらプログラムの類をお配りしていることと思います。そして、「更に記念のプログラムを思い出に欲しい」という方はお買い求めいただけばよいという感じです。


ところが、主催する側の意向で、本当に売りプロしかプログラムが無い場合も稀にあります∑!!


①でも②でも、たいていは大型公演や話題の売れっ子アーティストによることが多いです。でもそれは、コンサートホールがケチなのではないのですにひひ


プログラムをどうするかは主催サイドの意向です。もちろんコンサートホールが主催の公演はありますが、その場合は売りプロオンリーということはほとんどないと言ってもよいのではないでしょうか?(ただし、クラシックのコンサートに限ります。ミュージカルなどではそのようなこともあるようですが、ここではクラシック専用ホールでのお話です。)


コンサートホール側は売りプロのある公演の日、お客さまからのお問い合わせが多くなるのを予測して、それなりの対応をしていますniko*アナウンスで販売している旨を伝える、客席入口付近にプログラム販売の旨を掲示するなど。


もし、②の、有料プログラムしかない公演の場合・・・。

だいたいが、チラシにプログラムが載っているため、お問い合わせ頂くと買いたくない場合に備えて「曲目の載っているチラシでしたらございますが・・・。」というご案内をすることが多いです。


ただ、全員にお配りできるほどは在庫がない確率が高いです。なので、


「あ、今日は売りプロしかないけど、買いたくないな。」と思われる時には、残ったチラシは主催が持っていることが多いため、そして数に限りもありますので、「直接主催受付に行ってそのようにお尋ねになってチラシをもらう。」というのが一番得策ではないかと思います電球


お近くのレセプショニストにとりあえずお尋ねになっても、何かしらそのような方法の有無を教えてもらえることでしょう。


ついでに、サイン会についてもお尋ねになってみるとよいかもしれませんよウィンク2