先日、クリスマスコンサートの折りに、主催者スタッフとして、音楽大学の学生さんが一生懸命頑張っていらっしゃいました。子どもたちをはじめ、来場者の気分を華やかに盛り上げるためにも、女子学生らしい演出がなされました
ホールロビーにはバルーンがたくさん飾られ、アンケートを書いたりするための机や、壁など、クリスマスにはお馴染みの金きらきんの飾りつけがなされました。
しかし、リハーサル中…「バンっ」という音に驚きました。なんと、バルーンがだんだん温まってきた空気のせいか、自然に割れたのです。少し時間を置いて、また次のが割れるといった具合です。もしこれが、本番中だったら、うるさい音もそうですが、お客様が何か事件かと不安になりそうで心配でした。
また、お子様がバルーンを触るので、割れても大変ですが、実は密かに、もし、客席内に持ち込もうとする子どもがいたらと、お断りの文言を心のなかでシミュレーションしていたのでした。
もう一つ。終演後のホール内は、ロビーも客席もラメだらけ。おまけに机などを扱う私たちの制服も、全身ラメがついています。お客様の服装も、子どもにサンタさんのコスプレをさせたりと、色々あったこともあるでしょう。こちらは、あまりにも落ちないようならクリーニングが必要かもしれません。(予算が…)
誰が悪いということでもありませんし、ホールには清掃の業者さんも入ってきれいにしてくださいます。ただ、クリスマスシーズン中はどうしてもラメが使われがちで、一度ラメが多いと申し伝えて清掃に入った後の日もやはりまだ光っていて、ラメの性質上、思った以上に取れにくいのだと思います。
私もこのようなスタッフの立場に立つことがありますが、自分がコンサートや発表会などのお手伝いをする時に教訓になるなと思った次第です。やはり、コンサートホールはパーティー会場と違います。
●音の出る危険性のあるものは置かない。
●子どもが遊ぶものは置かない。
●清掃など、自分達が帰ったあとで知らずに大変な思いをする人があるようなことに気を配る。
のがポイントでしょう。同じ飾り付けでも、材質などの選び方で大丈夫なこともあることと思います。
レセプショニストは、名札のあたりにクリスマスのモチーフの飾りをつけるホールがあります。私は二つのホールで経験があります。クリスマスといえば、ベルや鈴がついている物が多いので、そのような物を選んだ時には、セロテープで音が出ないようにこっそり止めたりしていたことを思い出しました。
お客さまには存分にお楽しみいただき、お迎えする側は普段より少し気を引き締めるくらいでちょうど安全をキープできるものだと思いました。