クリスマスも近づき、パイプオルガンによるコンサート
も各地で盛んに開催されることと思います。
大きなコンサートホールにあるようなパイプオルガンには、2種類の演奏方法があります。一つはダイレクトに、パイプオルガン本体の鍵盤(メインコンソール)で奏でる奏法。もう一つは、鍵盤の部分を舞台の上に設置して奏者が舞台上で演奏する奏法です
後者は、リモートコンソールといって、そこから電子記号がパイプオルガンの奥に送り出され、音が出るしくみになっています。
通常はオーケストラと共演する場合などは、オルガニストは後ろ向きになってしまいますね。実は、鍵盤の上のあたりにモニターがあって、指揮者が映し出されています。聴きに行かれる方はよく観察してみてください。すぐに見つけることができます
普段はパイプオルガンを使わない公演ですと、演奏するメインコンソールの部分が収納されていて、見ることがありませんね。ごく普通の通路になっていて、無意識のうちに通っていらっしゃることでしょう
今日は演奏があるという日には、休憩時間などにパイプオルガンの傍まで寄って行って、メインコンソールを見ることは可能だと思いますが、パーテーションが張ってあって、直に触ることはご遠慮いただいていることと思います。パーテーション近くにレセプショニストが立って、監視していることでしょう
P席最後列がオルガン前のみ通路として使えなくなってしまうホールもあるでしょうもちろん、写真撮影もご遠慮いただいております。そんな日の演奏会は、少しご不便をおかけしますが、ご協力のほど、宜しくお願い致します