俺と同じ気持ちだと頷いてくれた。

真っ赤な顔で俯いたままのチャンミン。

可愛いなあ。


RRRRRRRRR

スマホが鳴った。

「もしもし。」

『よう。用事すんだか?そろそろ合流しろよ。』

…このままチャンミンと二人でいたい。

「あ、あのさ、今夜はキャンセルとか、だめかな?」

『…』



「それは、ダメだな。もう場所もおさえてるし、メンツも揃ってる。」

!!!!!!

スマホからじゃなくて直接聞こえた声の方を見ると、ヒチョルがスマホ片手に仁王立ちしていた。








ビックリして椅子から転げ落ちそうになっている副社長を見て、僕はなんとか落ち着いてきた。

「ユノ、チャンミン、話はついたろ?食事にしようぜ。」

ヒチョルさんが顎で半個室を指す。

「な…なんで?ヒチョル、チャンミンと知り合いなのか?」

「チャンミンがストーキングされてたとき、ちょっとな。あ、そういえば、あのときのストーカーの一人はお前だったな。」

「ちょ、ちょっと!俺はストーカーじゃないから!」

「いやぁ、あれはチャンミンに訴えられたらアウトだろ。」

「チャンミン!俺はストーキングなんかしてないから!」

必死モードに戻っちゃった。こうなると、ちょっといじめたくなる。

「どうでしょうか。」

「チャンミン!」

「とりあえず、ごはん食べませんか?」

僕は、立ち上がって、半個室を指した。