「チャンミニは、初めての恋の予感に戸惑ってるんだ。」

「恋?」

キュヒョンは、さっきまで僕が話していたことをシウォニヒョンに話してきかせた。

「なるほど。」

シウォニヒョンはフンフンと聞いて、僕を見た。

「恋かもね。」

恋だとっ?あの人は男だし、僕だって男だしっ!そんなわけ…

「そんなわけあるんじゃねえ?お前、心の声が駄々漏れだぞ。」

キュヒョンは半ば呆れ気味に言い、シウォニヒョンはニコニコと僕を見ている。

「ま、最初から恋と決めなくてもいいんじゃないか?ヒョンだと思えば。」

ヒョンか…

思わずシウォニヒョンを見てみる。

あの人とはちょっと違うよな。

「あのな、チャンミナ。これも普通じゃねえから。」

「ヒョンに向かって、これなんて言うな。」

「いてっ」

シウォニヒョンを指差したキュヒョンは、頭にチョップを食らっていた。

ヒョンか…