エドワード ジョセフ スノーデン っていうアメリカ人を知ってる人も多いかもしれないが、
米国が秘密裏に張り巡らせた世界監視網を人々に 告発 という形で公開した人物。
google、yahoo、skype、やマイクロソフト社など、一般ユーザーがよく使うソフトなどでも収集のための協力が行われていたそう。
同盟国の政治家、大統領などの盗聴はもちろん、一般市民の通話記録、発信者番号、通話内容の録音、カード情報、住所、そういったものの殆どを入手している。
情報収集は、国政、外交では必須で、昔からスパイによる諜報活動が普通に行われているが、時代はネット。衛星通信による電話の盗聴、果ては個人のスマートフォン通話までなんでも丸裸にされてしまう。
コンピュータ会社DELLがNSAの下請けとして直接情報収集をしていたという。
日本では、法律で政府が国民への情報を収集するようなスパイ活動を許していないが、アメリカからはされ放題、要は日本人の情報は日本政府がしらないのに他国の政府が何でも知ってる、という状態である。
通信の作成の多くがアメリカ由来のものだから、どうしても有利に収集することができるのだと思うが、(海底ケーブルで通過する情報を最終一箇所(NSA)に行くようになっているなど)全世界対象に、特定の組織が全てを把握する、というのは考えるだけでも恐ろしいと思ってしまう。
実害がないからとのん気に日々、ネットを利用する私達個人のありとあらゆる情報を盗み取られているのだとしたら、ネットでなにか政治的な発言をしたとして、ある日突然寝ているところを襲われたり、拉致されたりすることも不思議なことではない。
大げさに言えば、生まれた時からの今日までの自分の情報を全てを盗みとられているのだから。
便利に使っている、信頼している通信会社、特に通信大手はNSAに協力しているとも言われており、むしろ、日本だけしていないなんてはずもなく、米軍基地では日々収集活動をしているとのこと。
戦略、技術、外交全てにおいて劣っている日本はもっと真剣に自国を守る手段を構築する必要があるのではないだろうか。
いつまでもいい人外交では、国民を守れないと思う。
特殊な技術や知識が必要なITの世界。日本ではエンジニアの待遇が悪く定着率も低いといわれている。日本国内でもっと、世界的に活躍できるエンジニアを育てる土壌を作ることが必要なのではないだろうか。
友人、知人が中小企業のプログラマーだったり、SEだったりCEだったりするが、待遇の悪さ、仕事のきつさは、かわいそうなくらいである。
一般市民が信頼し、便利に使っているインターネット。今この記事でさえ吸い上げられているという事実。理不尽だと思う気持より、恐ろしいとしか表現のしようがない。
暴露されても、新しい方法で次から次へと情報を盗み続けるであろうアメリカ。
ならば、我が国も同じ技術力でもって対抗すればいいのではないか、と考えるのは乱暴なことなのだろうか。
通販の履歴を見られてもなんとも思わない くらいの感覚で危機感がもてないのはすこし恐ろしいと感じた。