DOLCEです。
私はどちらかというと優柔不断で断りきれない性格の持ち主です。
先日、稼働先の廊下に、見知らぬ女性が立っていました。
出向してまだ一ヶ月でしたので、同じ階にいても顔を覚えている人のほうが少ない現状、そのお姉さんがどこの誰であるかなど私には判らないわけです。
ですから、「お疲れ様です」と声をかけられれば、「お疲れ様です」と返事してしまうのもまた性。
そのお姉さん、保険の営業さんでした。
一度声をかけ、足を止めてしまうと逃げられない性分である私は、あれよあれよという間に、
「じゃあ、明日もう一度、お話をさせていただきますね☆」
なんて展開に持っていかれてしまったのです。
あとで同僚たちに話を聞いてみると、
「声かけられたけど、『結構です』って断っちゃった」
「一応話は聞いたよ。でも保険入ってるしね」
「俺、一度も声かけられなかった……」
悲喜こもごものようですが、やはり、次の日のアポまで取られてしまった人間はそう多くないようで。
何が問題だったかというと、自分が「どの保険に入っているのか」という事実を今まで知らなかったということ。
まだまだ学生気分が抜けなくて、いけないことです。
保険のお姉さんはまた夕方にも来るらしいので、それまでに家に連絡をいれ、自分の入っている保険について確認しました。
そして夕方やってきたお姉さんにその旨を伝え、きちんとお断りしたのでした。
おかげでお姉さんと少し話せるようになりました。心のオアシスです。
翌日、また会ったお姉さんに、謝罪しながら話を聞いてみると、どうやらアポは取ったけどすっぽかした人がけっこう多かったようです。
それはそれでどうなんだろう、気持ちは判らないでもないけど、と思うのでした。