去年の同日、担当医より白血病の告知を受けました


ちょっと思い出してみる・・・


その時はまだ肝臓が悪くて入院していたので基本的には今後の治療についての話と思っていた

もしかしたら「肝硬変」、最悪「肝臓がん」みたいなことも微塵も思わなかった


良く考えてみると担当医が知らぬ間に変わってるし、骨髄の検査してるし、何か予想外の話があるとも考えられたのに


で、話が始まって1分もしないうちに「白血病」の名前が出た


一緒にいた弟がどれくらいショックを受けたか分からないが、私は「こりゃまた厄介な・・・」と口に出したが、実際心の中でも同じ事しか考えていなかった


正直、私は「無責任」である


私が死んでも、特に困ることはないだろう、そんなに悲しむこともないだろう、と考えていた

特にお袋の世話(私はお袋と二人で暮らしている独身ものである)については、入院前に弟とケアマネさんを緊急招集して対策を煉っていた


実際翌日から抗がん剤治療が始まったが、弟が一週間休みをとって毎日「何か無いか?」と言って着てくれて、特に話すこともないのに何時間も一緒にいてくれた時には、申し訳ないと思うと同時に「こりゃ早く直さないかんな」と思った


また数日後に親戚連中と一緒にお袋が来たときには「お袋より先に死ぬのは最悪の親不孝や」と思った時始めて涙が出そうになって、お袋に声が掛けられなかった


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でも今こうして生きてます


今のところ、親不孝せずに済んでます


こんな無責任男のためにたくさんのみんな、たくさんの色々なものをありがとう