先日、私の外来受診日の日中に、おかんが熱中症と思われる症状で自宅で倒れ、救急搬送された


幸い大事には至らなかったが、これを機に、通常日中は一人で過ごしているおかんの生活を見直すことなり、本日から週に2回、試しにデイサービスを利用してみることとなった


昨年6月にヘルペスを発症して、足腰が急激に弱まった時からケアマネさんと相談し、当初よりデイサービスは検討していたが、本人が嫌がったので、その時は自宅への訪問介護に留めたが、今回はさすがに大騒ぎになったので、本人も「よく分かっていない」ながらも同意してくれた、本日はその第一日目


外来受診の私が先に出かけた状態で、心配していた送迎については、最初は不審な顔をしていたようだが、なんとか送迎車へ乗り込んだ模様


昼過ぎに外来が終了し、地元に戻ってから、施設に連絡すると、問題なく過ごしている旨、報告を受け安心したが、一度施設を見ておく必要もあろうかと思い、タクシーで施設へ向かった


施設に着くと、おかんがちょうどトイレから戻るところで、ヘルパーさんに手を引かれて歩いていた


その後、見ているとみんなと同じ大テーブルに座って何やら一生懸命にやっている・・・どうやら「ぬり絵」のようだ


近くに寄って眺めてみると、色えんぴつをしっかり持って、台紙の枠線にそってきれいに色を付けている


私の物心が付いた時から、おかんはずっと家におり、特に家事以外のことはせず、テレビ以外に夢中になるものがなかった

そんな”おかん”が「ぬり絵」に熱中している様は、何か子供に戻ったような、不思議な感覚だ


恐らく、こうやって多くの人と交わり、「ぬり絵」や「折り紙」をしながらおしゃべりをする、と言う行為は身体的にも、精神的にも大いなる刺激になるんだろうなぁ、と期待して止まない


がんばれ!おかん!