少し早いですが、現在までの移植関連の体調の変化とGVHD&GVLについて
まとめました
< 体調の変化 > 移植前後での体調の変化は次の通りです
※私の場合、移植前処置としては放射線照射は行なわず、抗がん剤(フルダラ、
アルケラン)のみです
①食欲不振:2種類目の抗がん剤「アルケラン」投与直後より発生し、おおよそ
day+17 ぐらいまで食後に軽い吐き気があった
day+21 を過ぎた現在は吐き気は無いが、暖かい白ご飯や和食の
匂いが苦手な状態が継続
味覚障害は無し
②尿 の 色:アルケラン投与前後から尿の色が薄いピンクに近くなった
検査の結果、血尿ではなかった
day+14 ぐらいから徐々に通常の色に戻ってきた(現在は通常色)
③体重とむくみ:移植当日「69.7kg」だった体重が、day+12 時点で MAX「71.4kg」
まで 増加
その後減少に転じ、 day+19 時点で「69.6kg」、day+27時点で「67.5kg」
まで下がった(より下がったのは食事が取れない為と思われる)
体重増加と同時に腕にむくみが見られたが、こちらも体重の減少に
伴い解消した
④発 熱:生着日にあたる day+11 に一度だけ37.5℃を超えたが、直ぐに下がる
恐らく生着に起因するものと予想
⑤下痢・便秘:移植に起因するものは無く、飲食物に起因すると考えられる下痢
のみで、マグミットの調整にて対処
⑥口内炎等:なし
※通常抗がん剤「アルケラン」の副作用で口内炎が発生する可能性
が高いが、投与時に口腔内に氷をほおばり続けた事が功を奏した
との見解
⑦皮膚異常:主に足に白斑が発生、発生時期は不明であるが、day+14 頃には
確認出来ている
day+21 現在では腕にも数箇所確認出来る
※皮膚科の判断では、移植はほぼ関係なく、老人性のもの
但し、抗がん剤の影響はあるかもしれない、との事
また、主に両腕の静脈にそって赤い小さな発疹が数箇所発生
テープかぶれ同様に痒みがあるが、あきらかにテープを貼っていない
部位にも発生している
※皮膚科の判断では、こちらも移植、GVHDには関係ない、との判断
GVHDの場合、広範囲に赤くなるらしい
少し話は変わりますが、5月末に入れた抗がん剤「オンコビン」の副作用である
手指のしびれがようやくましになってきました
< 初期GVHDとGVL効果 >
以上、ここまで問題なく経過しておりますが、逆にまったく初期GVHDと思われる
症状が出ていないので、GVL効果(ドナーの免疫力により、患者側に残存するが
ん細胞を攻撃する)が期待できないのでは?との疑問を医師にしたところ、
”私の病気(急性リンパ性白血病)”では、初期GVHDとGVLの相関関係は弱い
と考えられており、むしろ慢性GVHDとGVLの相関関係は強いと考えられている
よって、”私の病気”に関しては、初期GVHDは無いに越したことは無い
との事です
まぁ統計的なお話ですし、HLA型の問題もあるので、なんとも言えませんが、先
生の言葉を信じましょう
初期GVHDの発生する危険性はまだ2ヶ月以上残っていますので油断せず、
感染症にも気を付けて生活して行きたいと思います