先日、自分の感覚に一抹の不安を覚える出来事が

あったので書いておきます。


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美容院に行ったときのことでした。。。

カラーの待ち時間に、新人アシスタント(♀・20歳ぐらい)と

美容師さん(♀・25歳ぐらい)とダウンタウン松本さんの

結婚について話していたところ、、、


美容師: そういえば、まっちゃんが子供は

       計画的みたいなこと言ってましたよね。


dolaco: あっ、この間の「すべらない話」で

       <あれは1月7日の子や!!>ってまっちゃんが

       言ってましたよ!


アシスタント: ヒャーー!!

(苦虫を噛み潰した顔で)そういうこと言うのって

      どうかと思います!!


美容師: ・・・(何かに困惑した顔)



美容師さんがアシスタントとdolacoどちらに困惑したのかは

分かりかねますが、まさか個人的にはそんなに下ネタの部類に

入らないこの話題でこのような事態が起こるとは思わなかったため

ビックリしてしましました。


そして、美容院の帰り道、これはアシスタントの若さゆえなのか??

それとも、私の下ネタに対する感覚が前職のおかげで麻痺してるのか?

いやそんなはずはない!!


・・・・・でも、うちの会社にも30超えて、これぐらいの下ネタで

嫌な顔する人とかいるもんな~


・・・・・ちょっと前に取引先の年上のお姉さんと「ハプニングバー」の

話をしたときも何でそんなに知ってるの?って言われたしなぁ。。。

※行ったことはありません!!



夜に電話でテレビ業界で今も働き続ける彼にその話をしたところ、

「何で?面白いからいいじゃん!!」との返事が。


答えになってないような気もしましたが、

とりあえず大きな問題はないようなので

気にしないことにして、終了となりました。。。。







前回のにあっ、コレ入れ忘れてたというのが

あったので書いときます。


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【数字】

意味:視聴率


 例:「あの特番、数字いくつだった?

      え~っ!超ヤバイじゃん。」

   

【毎分】

意味:番組放送中の視聴率の動きを折れ線グラフで表した表


 例:「ねぇ、昨日の毎分見せてよ!!

    おっ、俺のコーナーで視聴率上がってるじゃん☆」



【サブ出し】

意味:収録中にスタジオなどで流す編集済みの映像のこと

    ※クイズの問題VTRやロケVTRなどのこと

    <このようなVTRは通常、副調整室(通称サブ)で操作するため

     サブで出す映像という意味で使われていると思われる>


 例:「どっきりロケのサブ出しって何分ぐらいになりそう?」


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今回は少なかったですがここまで分かればあなたも業界通。

これらを上手に会話に盛り込めれば業界人のフリも十分可能?

お試しあれ。。。

芸能人の裏事情とか一切書いてないし、

結構、文章長いときとかあるのに

読んでくださってる皆さん、ありがとうございます。


さて、本日はひろみさんからの質問に

お答えしましょう!!


<1つの番組にADは何人くらいいますか??>


お答えしましょう!!

番組によって結構違います!!

番組の規模や内容、その時ADさんを

何人捕まえられたかによって結構違います。

(ADは万年人材不足。経験者は貴重です!)


番組常駐の場合、1人~多ければ10人以上と言った感じです。

説明しますと、

小さい深夜番組やBS・CSの番組など1人から多くて3,4人が

妥当なところでしょう。


ゴールデンなど大きい番組でも、スタジオでのトークや

ネタが基本の番組(例:「さんま御殿」「イロモネア」など)の

様な番組は以外に4・5人いれば何とかなったりする場合もあります。


逆に、ロケやスタジオ両方ある番組(例:「世界の果てまでイッテQ」

「何これ珍百景」)みたいなのは10人近くいないと回らないと思います。

おんなじ感じで深夜でも「あいのり」みたいな企画になるとそれぐらいの

人数はいたと思います。


ちなみに私の場合、なぜか1人という番組が多かったです。

AD始めた最初の番組も1人でしたし、それ以外でも2つほど

1人の番組をやりました。 

一人であの仕事を全部やるのかと思われると申し訳ないのですが

そんなことをしたら死んでしまうので、Pや若手Dにちょっと仕事を

振ってました。

その他、ゴールデンをやってた時は7~8人。深夜の特番は2人でした。

つづいて、

<出演者の方にナンパされたことって

                   ありますか(*¨)??>


おおっと!!、お答えしましょう。


ないです。

芸人さんだと、仲良くもなったりする場合もありますが

ナンパは聞いたこともありません。

でも、マネージャーさんからはあります


まず収録中は地味な動きやすい格好で色気がないので

声かける対象は物出しのアシスタントとかで来ている

モデル事務所とかのお嬢さんたちのほうかと思います。


それに、タレントさんはどうマネージャーさんに指導されてるか

分かりませんが、制作スタッフがタレントをそういう対象で

見ることは基本的にありません。

あくまでも、制作側が演出の権限を持っているのでタレントさんは

コマの扱いです。それに、取引先の商品という捕らえ方もできるので

タレントと付き合ったりすると「商品に手を出した」といわれます。

そうなると会社と会社通しの話し合いみたいなのも必要になるらしいので

そういう素振りもとりません。

まぁ、面倒なのです。

タレントと制作の関係は程よくドライなのです。。。


            ※


こんな感じで良かったでしょうか?

質問はこれからも、答えれる範囲でお答えします!!








テレビをやってるときも、

辞めてからも、

友達にも、

親類縁者にも、

転職しようと思って行った人材紹介会社の人にも、

「ADってなにするの?どんな仕事?」

必ず一度は聞かれました。


お答えしましょう。

「何でもです!

全部です!!

番組のこと最初から最後、

放送終了後もです!!」


漠然としていますがそういうことです。

ADやってるひとみんなが二言三言で

説明するのは難しいと思っているはず。

この質問に四苦八苦するはず!!


あまりに漠然としているので

ちょっと具体的に書き出しますので、

長いですが、つまんないかもしれませんが

こころしてお読みください!!!


【番組が放送し終わり解放されるまで】


●番組の企画が持ち上がり会議を行う。

①会議時のケータリングの用意

②書記

③必要であれば、事前に資料の用意

④終了後は次回会議の日を設定、議事録作成

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                    ↓↓↓

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●企画会議で決まった内容に合わせて必要な

 リサーチや準備        (業界でいう仕込み


①スタジオ・ロケ地の下見、場合によって使用交渉 

②構成作家へ台本書きのお願い

③出演者などと打ち合わせ

④美術セット・小道具・技術への発注

⑤収録スケジュール作成

⑥台本や収録時に必要な資料を用意

⑦カンぺ、場合によっては小道具の作成

⑧関係各所へスケジュール・収録内容等を連絡

⑨ケータリングの発注・買出し

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                   ↓↓↓

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●収録本番当日準備
①発注した美術品・技術の確認
②出演者の楽屋セッティング

③リハーサル

 (場当たり・ダミーリハ・本人リハ)


●収録開始

①カンペ出し

②出演者や美術品の出し掃け

③収録中の出演者のケア

 (収録の合間でお茶だしなど)


●終了後

ひたすら会場の後片付け

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                   ↓↓↓

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●編集

■全体的には

①収録テープの管理

②必要な資料の収集

③収録を受けての使用NG箇所確認、及び他から借りた映像などの

 使用申請など許可関係、エンドロールの確認などの事務処理 


☆オフライン(仮編集)

 ※編集所での作業の前にDがパソンコンである程度編集します。

①編集で使用するテープをパソコンに取り込む。

②プロデューサーなど混みで試写のセッティング


☆スタジオでの編集

①編集スタジオとスケジュールの打ち合わせ

②テロップなどの間違いがないかを確認

③作業時の食事・ケータリング類の準備

④(場合によっては)テロップの打ち込み作業

⑤Queシート(CMの入り時間などを表記した表)と映像に

 間違いがないかをチェック

⑥編集後の映像をPや局員の人にチェックしてもらう

                           

●MA(ナレーション収録・効果音付け)
①作家さんに編集後のテープを渡し、ナレーションを書いてもらう。

②音響効果の人に映像やナレーション原稿を渡し音付けしてもらう。

③スタジオのMA担当の人にテープを渡し、作業してもらう。

④作家さんからのナレ原をDやPに確認してもらう。

⑤ナレーターさんへのスケジュール連絡

⑥ナレーション録り・MIX(全ての音のバランスをとり調整する作業)

 の際の原稿・ケータリングの準備など

⑦ナレ録り中に原稿の読み間違いなどないかチェック

⑧MIX時にテロップなどに間違いがないかを再度チェック

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                  ↓↓↓

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●番組を放送

①完成した番組のテープをテレビ局に納品

②放送後に視聴者から問い合わせの連絡があった場合の対応

※お世話になった素人さんやお店などへのお礼の挨拶など大事



        以上、お疲れ様でした!!

                  ※


                  ※

如何でしたでしょうか?

読むだけでもしんどかったと思います。

この様に仕事は細々と多岐に渡り(これでもまだ端折りぎみ)、

1回番組を放送するのにこれだけの流れが必要です。


常に心がけることは、ディレクターや他のスタッフ・タレントが

仕事しやすい状態にするにはどうすれば良いかということです。

ベストな状態で仕事できれる様にADたちが気を使い段取りを

組んでいくことで、番組が面白くするにはどうすれば良いかなども

おのずと分かってきたりするものです。


おかげ様で、この苦労が分かるようになったためか、

特に「仕込み」が大変そうな番組を見ると、未だにその番組の

大変さが想像できて、笑えるけど見ているうちにしんどくなる

ということが起こってしまいます。。。(ある意味職業病?)

                 






個人的な趣味ですが、好きなマンガの話です。


私がもの凄くハマッている漫画家「東村アキコ」です。


アメブロにオフィシャルブログ もございます。。。


              ※


彼女を知ったのは3ヶ月ぐらい前。


彼氏が「ひまわりっ~健一レジェンド」にはまって

コミックを大人買いしたことが始まりでした。。。

ひまわりっ~健一レジェンド~ 1 (モーニングKC)/東村 アキコ
¥540
Amazon.co.jp

ほぼ実話で主役じゃないのに強すぎる「健一」

(東村氏のお父さんがモデル)にイライラしながら

どはまりしていた私はある日、新橋の本屋さんで

一冊の本を立ち読んでおりました。

それが、「ママはテンパリスト」

ママはテンパリスト 1/東村 アキコ
¥780
Amazon.co.jp

これもまた実話で東村氏の1人息子「ごっちゃん」との

日々をつづった育児エッセイマンガでございます。

ごっちゃんが強すぎるのです!!

でも、それに対抗する東村氏もかなりのキャラです。

紛れもなくこれを立ち読んでる私の背中は

小刻みに震えていたはず!!

声出せないから、超腹筋が痛い!!


めでたくごっちゃんの2巻も先日発売になりましたので

みなさん、見かけたら読んだほうがいいです。

ママはテンパリスト 2/東村 アキコ
¥780
Amazon.co.jp

ちなみに、彼氏にもこのおもしろさを伝えるべく

別の本屋さんで立ち読みさせました。


わたしが何より凄いと思ったのは

こんだけ子供をだしにしてる東村氏。

ごっちゃんが小学生ぐらいになってこれ読んだら

いじけること間違いなしの面白さです!!

ごっちゃんの神がかり的なおもしろさは

大人の私からは繰り出されないでしょう。


おかげさまで、最近、小さい子と親が近くに

いると、物凄~くおもしろい会話がされているんじゃないかと

期待してしまい、聞き耳立てるクセが付いてしまいました。


そして、この面白さを共有したいがために先ほどmixiで

「東村アキコ」コミュに参加致しました。


あっ、立ち読んでばっかで買わないのと思われたかも

しれませんがちゃんと買いましたよ。


何だか分からないかもしれないけど

読めば面白いので読みましょう。。。

1巻だけで10万部売れてるらしいので世間的にも

面白さは証明されておりますよ。