今回のテーマは「太陽」です。

太陽の昇り沈みを主に観測しました。

 

まず、季節を知るのにこれだけで良いのではないかと思えてしまうのですが、

日の出日の入りの方角は季節によって変化しています。

写真をみてください。

 

まず最初に冬の日の入りです。

冬の日の入り

撮影場所はジェノバから少し南下したところです。

画面中央が真西です。

真西よりも明らかに南側に沈もうとしています。

北半球で南よりにずれるのは冬の季節です。

 

次に夏の日の入りです。

夏の日の入り

撮影場所はジブラルタル海峡です。

上と同じく画面中央が真西です。

真西よりも明らかに北寄りに沈もうとしています。

北半球で北寄りにずれるのは夏の季節です。

 

これに伴い、昼夜の時間も変化します。

つまり、夏は昼が長く、冬は夜が長いのです。

 

また、日の出日の入りの方角は緯度によっても変化します。

これは正確に確認しておりませんが、

観測では海域ごとの変化ではなく、

座標によるシームレスな変化の可能性があります。

海域が変わると突然南に上る太陽が北に昇るようになるのではなく、

現在位置の座標ごとに徐々に変わっていく可能性です。

 

つまり同じ海域でも北の端と南の端では太陽の昇る高さや方角が違うということです。

 

これは北極や南極に行けば、白夜、極夜が見ることができるということですね。

(白夜=日が沈まない1日、極夜=日が昇らない1日)

 

とにかくこれで中緯度の地方では季節が簡単に分かります。

地中海辺りで沈む夕日を見てみてはいかがでしょうか。