昨日死刑判決が出たこの事件。9年という長い年月、本当に本村さんはがんばられたと思う。

普通に「いってきます。」と仕事に出掛けたであろうその日に、まさか愛する妻と子供を一度に

失うなんて思いもしない朝だっただろう。

今、毎日朝は「いってきます。」そして夕方は「ただいま。」と帰ってくる子供達との生活を

「当たり前」と思ってはいけないとこの事件を通じて思う。


死刑判決に賛否両論あるが、たかが数年の少年院などの更正プログラムで治るとは

思わない。前も書いたかもしれないけれど、その人の性格を直すには生きてきた年数の

倍の期間かけないといけない。例えばこの元少年、18歳で犯罪を犯した時で考えれば

彼を更正させるには倍の36年、つまり54歳でようやく更正出来ると考えた方がいい。

それだけ人の考えを変えるのは難しいと言うこと。


三つ子の魂百まで

というけれど、それだけ子供の時の心の教育が大事だということ。

今朝、元少年の父親がインタビューされてたけど、やっぱり育てられ方間違ってるな~って

思ったわ。自分の子供がかわいいのは分かる。だけど子供のやってしまった事に対しての

責任、自分の育児の反省などが全くない。

「無期懲役から死刑に簡単に変わる」と言ったけど、9年もかかって簡単なんて言うんじゃないよ。

本村さんにとってのこの長い闘いをなんだと思ってんだ!?

最初は少年犯罪の場合、遺影を持ち込む事すら出来なかった。それを彼の強い気持ちと訴えで

今では当たり前に出来るようになった。本村さんはたった一人でこの9年間に少年法の

見直しの必要性を訴えて共感を得た人だと思う。


まだ控訴されたから完全に終わったわけではないけれど、棄却される可能性が高い。

元少年が死刑になったからといって亡くなった2人が生き返るわけではない。

でも、最愛の妻と子供を殺した人間がこの世に存在している事自体、許されないだろう。

私だったら絶対いやだし、みんなもそうじゃない?


とにかくお疲れさまでした本村さん。