ねえ、ルートヴィッヒくん?───…


「ねえ、ルートヴィッヒくん!」

「…ん、イヴァンか、どうした?」


その声…
凄くうらやましい…。


「一緒にお昼食べていい?今お昼食べているのが君だけだから」

「ふむ、俺で良ければ。喜んで」


その顔…
凄くうらやましい…。


「あ、しかしアルフレッドやアーサーは食べているぞ?いいのか?」

「んーでもね、アルフレッドくんと食べるとハンバーガー食べさせられるし…アーサーくんの手料理は…問題外だよ…」

「あぁ、なるほど…」


その躯…
凄くうらやましい…。


「今日のルートヴィッヒくんのご飯なぁに?いつものヴルスト?」

「あぁ、その…今日のはピロシキだ。前に『美味しいから食べてみて』と言ったのはお前だろう…っ!」

「へ?あ、そうだったね…僕が言ったんだよね」


何より一番うらやましいのは───

その『性格』
不器用だけど、みんなに優しいのは、うらやましい。



「ねえルートヴィッヒくん?」

「なんだ?イヴァン?」

「僕たち付き合ってみない」

「あぁ、…は?」

「わあ、嬉しいなぁ『肯定』の意味だよねー?」

「ちょ、おまっ…」

「ふふ、僕に譲歩なんて無いよ?あ、でも付き合ってくれるからいっぱい、甘やかしてあげる!」




あとがき。
はい、偽物ルート&イヴァン様降臨しました。ごめんなさい。恐れいりまっす。すみまっせーん☆←


個人的に白ろっさま好きだあああああぁぁぁ!!