本日7月24日で、朝読書会in TAMBA2歳の誕生日を迎えました。

思えば2010年7月24日、丹波市はトマトオニオンさんで第1回が開催されました。
第1回の参加人数は5名。
当時のmixi日記を読むと「ゆくゆくは10名くらいの会にしたい」と書いてありました。
そんな読書会も今では20人の方にお越し頂く会となり、
これまで延べ300人近くの方にお越し頂きました。

地元の新聞にも何度か取り上げて頂き、
図書館さんからも快くいつもご協力頂いています。

この読書会は、東京にあるリーディングラボというサークルのやり方を踏襲しています。
このサークル、私の前職の後輩の方が立ち上げたもので、
雑誌やテレビにも取り上げられているとても大きなサークルなんです。

彼が立ち上げたときから、「おもしろそうだな」と思っていたのですが、
彼が立ち上げた頃には私は東京におらず、1度も参加できずにいました。

それが3年前たまた彼が大阪でも開催するというので、初めて参加しました。

全く見も知らない方6名ほどと同じテーブル。
「ではこれから1時間本の紹介をしてください」と言われ、
「いきなり大丈夫か?」と思っていた1時間後、
大盛り上がりで私もしゃべり倒してしまっていました(笑)。

本一冊あるだけで、初対面でもこれほどまでに会話が弾む。
こんな経験初めてでした。

その後丹波で、やってみたいなあと思いながらも、時間だけが過ぎていたある日、
当時大学生だった上田君という方が、

「なかがわさん、最近僕本読むようになったんですよ」と一言。

「ほおお、いいじゃないか、何読んでるん??」でひとしきり話が盛り上がった後、

「確かなかがわさん、読書会ってやりたいって言ってましたよね?あれやりません??」
の一言。

これが朝読書会in TAMBAののろしの言葉となりました。

そこからは早かった。

そして,2010年7月24日、奇しくも上田君の誕生日の日に、
「朝読書会in TAMBA」はスタートしたのです。


今でこそ多くの方に来て頂く会となっていますが、
当時は少ないときでは3人というのもありました。

10人に行くまでにも結構時間はかかりました。

ただ、会を始めるときに言っていたのは、

「最悪僕と上田君の二人だけでも話は盛り上がるしね」ということでした。

実際これまでの読書会の歴史の中で3人のときが一番時間が長かったという記録があります
(途中メンバーチェンジもありましたがしめて8時間が最高記録です(笑))。

二人そろえば十分に楽しく話ができる。
だから人数はそれほど気にはしていませんでした。

しばらくファミレスや公共施設を活用していたのですが、
あるとき参加者の方が「うちの母が図書館で働いているので、ビラとか置いてもらいましょうか」
と言って頂きました。

その足で図書館に言ったらば、「よかったらうちの視聴覚室使いませんか?」と言って頂き、
そこから私たちの拠点が丹波市立中央図書館となったのです。
ご紹介頂いた方にはその後ラーメンをごちそうさせて頂きました(笑)。

その後、次第に口コミなどで広まって行き、10人を超え、15人を超え、
そして20人の方にお越し頂く会となりました。

当初こそ、私が主導を取っていましたが、今は参加者の方がどんどん動いてくださり、
私はのんびりこうやってブログを書いているだけの者です。
皆さんの参加意欲、読書熱、勉強意欲は本当に素晴らしいです。

私たちの読書会は一切ジャンルを限定していません。
ですので本当に多種多様な本が紹介されます。

マンガはもちろん、画集、詩集、絵本、ときにはマニアックなエンジンだけの雑誌だとか!!

ジャンルを限定しないことで、さまざまな年齢の方が来られ、
「世の中にはそんな本もあるんだ」という新たな発見も毎回行われています。

とりあえず始めてみようかという読書会でしたが、
温かいメンバーの方に見守られ、活動は広がって来ています。

今では三木市や加古川市でも、丹波の読書会にお越し頂いていた方が中心となって、
読書会を立ち上げていらっしゃいます。

今では読書会には明確な目的があります。

「本を通して人と人とが出会う場所を作りたい」

少しずつ確実にその動きが広まって来ていることを実感しています。

僕自身、本当に大切な出会いがいつもあって、この日を楽しみにしています。

正直イベントの運営をしたことがなかったので、不安に駆られたり、
「みんな楽しんでくれたかなあ。。。」と思うこともあります。

けれど、また次の読書会で来てくれたり、お友達を呼んでくれたりすると、
「やってて良かった」と思います。

"本を読まないからといって何の損もしない。ただ、何の得もしないだけ。"

これは第1回が終わったあとに、浮かんだ言葉です。

本から得る知識も大切です。

ただ、もっと大事なことは、本を通して出会えるつながりがあるということです。

今では下は小学生、上は70代近い方までお越し頂ける会となっています。
本当にバラエティに富んでいて、毎回あっという間に時間が過ぎます。

2年が過ぎ、3年目を迎える朝読書会inTAMBAです。

この活動を今後は各団体や、企業、学校にも広げて行く、
出張朝読書会 in Schoolみたいな活動もして行きたいと思っています。

でも毎月最後の日曜日に、丹波の図書館で開かれるこの読書会。

何年経っても続けて行きたいです。

そしてここで出会った仲間たちで、また新たな活動ができたらとても嬉しいです。

人と人が集まると、そこには何かが生まれる気がします。

図書館の方、
ビラを貼ってくれる本屋さん、
そしていつも来てくれるメンバーの方々。

皆さんに感謝の思いでいっぱいです。

これからも、一緒に楽しんで行きましょう。

朝読書会in TAMBA(名ばかりの)主催者 なかがわひろか