・きっかけ
自社製品をどのようにしたら売れるようになるか知りたかったため
1.なぜ、いいものをつくっても売れないのか
モノが不足した時代は品質が重視されたが、最近ではメーカー間、さらには途上国の技術力も上がり、品質に大きな差は無くなってきた。となると、今度は価格競争が始まり、どの商品も大きく変わらなくなってきている。売る方法には3つの方法がある。1つは発明。他社にない機能や外観とする。2つ目はブームを作る。広告だけでなく口コミなど方法はある。3つ目は今回のメインテーマであるブランディングとなる。
そもそもブランドとは何か、自分なりに考えた。ブランドと言って浮かんだものは、シャネル、ディオール、地元だった。地元の特徴とは何か、地理的な場所、気候・天候、特産物、祭り、観光名所、盛んなスポーツ、市民の気質だった。つまり、アイデンティティに近いものと感じた。筆者は「らしさ」ということなので、私の考えもそれに近い。そして、ブランディングはこれを受けて側にどのようにポジティブなイメージを持たせることができるのか、つまり、対象物の持つ哲学と要素を洗練した形でアウトプットすること。
2.「受け手側」で考える
ブランディングの対象は会社自体、それと製品とある。ブランド価値を高めるにはデザインが必要となる。デザインは機能性のデザイン、修飾のデザイン、イメージのデザインがある。今回この本に書かれている例では女性雑誌の出版社が自転車メーカーとコラボし、ママ向けに自転車を企画・販売した例が載っていた。
そこで学んだものは、最終消費者の希望を叶える方法だ。キーワードは「目的」となると感じた。消費者にアンケートを取ると「オシャレさ」を求める。この希望をかなえる必要はあるのだが、そもそも企画する自転車は何を目的としているのか、その大前提が抜けてはいけない。今回の例は幼児を乗せることだ。つまり、「オシャレさ」、「安全性」、「機能性」を備えなくてはならない。企画するにあたって、消費者の要望に忠実に応えるのではなく、その目的は何なのか把握し、それに対応する必要がある。
3.自社のブランディングをするには
著者曰く、「似合う服を着せる」。人間然り、会社然り、魅力を引き出し、さらにそれを伸ばすにはどうしたら良いのか。ファッションデザイナーも同じようなことを言っていたが、己を知り似合う服を着ることだそうだ。どういった哲学・雰囲気を持っているのか、ヘアスタイル、体の特徴、等々。会社も同じで、理念、事業目的、雰囲気、強み、まずそこに立ち返り、自分たちはこういう会社であり、その特徴を活かしこういったサービスを提供していく、ということを取引先に認識してもらうことではないか。
今回のその「らしさ」とは、1分にポンポン思い付く単語を出していくだけで、世間が抱くイメージが分かる。試しに自分でやってみて、仲の良い人に自分に対するイメージを同じ形で言ってもらうと良いかもしれない。そのイメージが分かったらブランディングに動くと良い。