卒業間近の専門学校に通う生徒が

先生にお金持ちになるゲームをさせられます

そこには、紙で

1000円札と500円玉を作ります。

性格が似ているもの生徒同士を先生が

チームに分けたので、そのチームの生徒で

お金を作り

一時間で、沢山のお金を作ったチームが

勝ちというゲームでした。

そこには、先生から指示されたルールが

いくつか書かれてあり、

それを守るようにとの事ですが、




人は、ゲームの中でさえも

社会のルールを遵守する傾向があることが

見えてくるのです。

人が作ったお金を盗んではいけない

たしかに、実生活では犯罪になります。

でも他のチームが作ったお金を

盗んだ生徒が出てきます、

ですがその生徒は、盗んではいけないとは

ルールに書いていないから

大丈夫👌と言う。



 
納得がいかない者や

そこから、頭を使いどうやってお金を作るかを

考えていくもの、

ただ、相性が合わない人間と組まされて

腐ってしまうチーム、

まじめにコツコツとやり続けるチーム、

さまざまなチームの人間性が出てくるのです。

そんな時、先生が

秘密情報を教えるということで各チームの

代表を前に出して、こっそり一人ずつ

耳打ちをするのですが、

代表者それぞれが違う反応をするから

みんなは、勝手に、先生は一人一人に

違う秘密情報を教えたと思ってしまいます。

そんななか、その秘密情報を

一人の子が暴露してしまいます。

そこから、急展開になるのですが、

最後には、そうきたか!という結末でしたが

私達人間は、どうしてもルールという言葉に

縛られてしまい、頭を使う事を忘れてしま

うのではないでしょうか。

ルールからはみ出せば、悪者。

でも、ルールを作るまえは、そのルールは

なかった。

ルールを最初に作った人間、それこそが

一番強い。

現実社会でも

全てをルールに置き換えてしまうだけで

生きづらくなる人、言えなくなる人、

行動ができなくなる人が出るのも確かな気が

します。

ルールの中にも、欠点は存在します。

人間が良い点、悪い点と区別されるように

全てが完璧な事がこの世にはないと思うのです。

自分が、何を信じて動けなくなっているのか

自分が、何を信じて言えなくなっているのか

社会の常識というルールに縛られるだけでは

なくて、自分が生きやすいように生きる。

出来ない事も、

弱い自分も、

全部自分だと認めて、社会に合わせる自分

ではなくて、自分が自分のルールで

自分らしくいる事が生きることなんだろう


本当はこの世界にルールは、無いのかも

知れません。

ルールを作ってしまったのは、

自分の心なのかもしれないなあと、

この本を読んで考えました。