もうすぐハルですね ちょっと気取ってみませんか-Q&A


Q&A

恩田陸さんの小説です。

点数 ★★★★★★ 6点(10点満点)


これは最近でなく、もう6、7年前くらい前に読んだ小説です。

昨日、原宿で芸能人がいるというデマに人が殺到した事件の
ニュースを聞いたとき、まず最初にこの小説を思い出しました。
たぶんQ&Aを読んだことある人はみんな私と同じだと思うが・・・

小説のストーリーは、デパートで何気ないフラグが
人をパニックにさせ、パニックは雪だるま式に大きくなり
デパートのエスカレータに人が殺到して、多数の死者を生んだ
ってそんな感じの話だったと思います。

まさに小説のとおりの事件が原宿で起きたわけです。
被害は少なかったけど、人があふれている映像は、
小説の実写場面のようで、正直、吐き気がしました叫び

この小説を読んだときも、あまりいい読後感ではなかった
記憶があります。
また、現実ではこんなことはありえねーよとも思いました。

しかし、実際に似たようなことは、案外高い確率で起きるんだな
とちょっとした衝撃を受けました。
それら全てを想定して既に書き上げていた恩田陸さんの力量も
凄いなと思いますね。

最近、恩田陸さんの小説は読んでないな。
常野物語のシリーズが好きだったんだが・・・

そろそろ読んでみようかなと思います。


正直、2009年までは結婚願望なんてこれぽっちもなかった得意げ
過去に女性と交際していたときも結婚しようなんて考えたこともなかったえっ
手料理とかつくってくれると少しだけいいなとも思ってたけど・・・

しかし、2010年は婚活します。
1番の理由は、正月に帰省したとき、親の思いを強く感じたから。

今までも軽く、いい人いないの?とかはよく言われてきたのですが、
結婚する気が全くなかったので、付き合ってる人がいても親には
隠していたし、俺は今は結婚する気がないって言ってきた。

よくよく考えると親に対してすごく冷徹な言葉を吐いてきていたと
思う。
親は息子の幸せを願っているわけで、、
団塊世代の親の価値観として、「結婚=幸せ」があると思う。

なのにあっさり、息子から、俺は今は結婚する気ないからとか
言われたら、そりゃ親は悲しむわ。


って話を、正月の帰省から戻ってきたときに
友達との飲み会で散々説教されて、その場で
「なら今年中に結婚するわ俺」って宣言したのです。

というわけで、2010年は婚活します。
前に付き合ってた人と別れて2年以上も女性とは交際していません。

既に32歳。適齢期はとうに過ぎてますし、運命的な出会いがある
とは思えませんので、自ら動いて真面目に婚活します。

って言っても、何から始めればいいのか、合コンって年でもないし・・・
周りに好きな女性もいませんし

彼女がいるといるで楽しいこといっぱいあるんだけど、
一人の時間ってやっぱり重要で、何かと楽なんだよね
一人になれば、一人最高、独身最高って冷めてる自分がいるし・・・

でも婚活しないと・・・って悩んでたときに
お見合いパーティーに行ってくればとアドバイスされて
先日、お見合いパーティーに行って来ました。

結果はブログに書いたとおりです。
お見合いパーティーだけじゃなく、いろいろ婚活して行こうと思ってます。

2010年 もう4月になろうとしている

劇的な出会いがあればいいんだが・・・( ̄▽+ ̄*)


もうすぐハルですね ちょっと気取ってみませんか-三陸海岸大津波



三陸海岸大津波

吉村昭さんの史実記録書です。

点数 ★★★★★★ 6点(10点満点)


吉村昭さんの作品は、本当に徹底した記録調べによる
歴史的事実を、人間の尊厳を揺さぶる忠実な言葉で表現していて、
とても感嘆するし、吉村さんの人間性にも好感がもてます。

これまで、有名な「漂流」や「戦艦武蔵」「破獄」などを
読みましたがどれもすげえなと思います。
歴史事実だけでなく、間違いなくそこには人間が表現されているのです。

そんなわけで、今回は図書館でふと目にとまったのが、
「三陸海岸大津波」
貸し出しさせてもらおうかなと思ったのですが、立ち読みしてたら
半分近く読んでしまったので、ついでに着席して読みきってしまいました。
合計2時間くらいで読めました。


三陸海岸でこんなすさまじい被害の事件があったとは・・・・波
全く知らなかった。
そして、津波の怖さに読んでる途中で身震いさえしました叫び

スマトラ沖地震による津波被害は人類史上最大とか言われていますが、
この本を全世界の人たちが読んでいたなら・・・と思ってしまします。

もっとこの本を読んで、自然の怖さを知ってほしい。
先人たちの犠牲、経験を無駄にしないためにも。

人は自然の前では無力なんだと改めて感じさせられます。
人の死はある日簡単にやってくるものだとも。

本の中にも出てくるのですが、
三陸海岸には圧倒する巨大な防波壁があるらしいですね。
見にいってみたいと思いました。

やっぱ吉村さんの作品はいいわーグッド!

採点は6点だけど、それは小説としての点数です。
史実作品としては満点でしょう。
漂流をまた読み返してみたくなりました。