第1話:羊の皮を被った「自称・ヒロイン」との出会い
はじめまして、毒リンゴと申します。🍎
今は優しい夫と可愛い子供に囲まれ、温かい幸せの中にいます。
でも、数年前の私は、まさに「地獄」の中にいました。
新卒で入社したのは、男性ばかりの建設会社。
配属されたのは、私以外に同年代がいない「A部署」でした。
右も左もわからない私を待っていたのは、一人の女性指導員。
「毒リンゴちゃん、大変なところに来ちゃったね。私が守ってあげるからね」
43歳の彼女は、ふんわりとした笑顔でそう言いました。
デスクにはなぜか「綾瀬はるかさん」のカレンダー。
自分のことを「似てるって言われるの」と恥ずかしそうに話す彼女を見て、当時の私は、
「優しそうな人でよかった……!A部署でも頑張れる!」
と、心の底から安心していました。
でも、それは「毒入りのリンゴ」を差し出されているとも知らずに。
自分でも言うのは恥ずかしいですが、私は男女問わず「可愛いね」と言ってもらえることが多く、職場の男性の先輩たちとも普通に楽しく会話をしていました。
それが、「自称・モテ女子」な彼女の逆鱗に触れてしまったのです。
彼女の正体は、巧妙に周囲を操る「黒幕」。
裏で私の悪口を吹き込み、じわじわと「孤独の檻」を完成させていきました。
「私ちゃんのこと、みんな『仕事ができない』って言ってるよ?」
ある日、彼女が笑顔のまま放ったその一言から、私の精神が削られる4年間のサバイバルが幕を開けました。
朝一の「全身スキャン」から始まる、120分の密室説教。
私の清楚な服は禁止なのに、自分は43歳で黄色いミニスカ。
「男に隙がある」という言いがかり。
そして、深夜にまで及ぶ90分の愚痴電話……。
後に「B部署」へと異動し、そこで本当の幸せを掴むまで、私はこのA部署で何を経験したのか。
今、暗闇の中にいるあなたへ。
幸せは、ポッと降ってくるものではなく、自分で築き上げるものです。
私の物語が、あなたの「強くて頑丈な幸せ」へのヒントになりますように。