お母さんのご飯はおいしい!

 

これってどこの家庭もそうかというと。。少なくとも我が家はちがった。

 

もちろん、母も人間なのだし得て不得手はあるので仕方ないが、

 

母はとにかく偏食で自分の好きなもの以外は基本食卓に並ぶことはなかった。

 

その偏食具合はすさまじく肉は一切ダメ、魚はグリルを使うと聖域を汚すのでダメ、

油脂の使用も同様の理由で一切ダメ。。

 

なので食卓に並んだものの小学生くらいまでの記憶があまりない。

 

茶色くなった釜に入りっぱなしのご飯、みそ汁、、。生魚(刺身)と納豆、買ってきた揚げ物や

卵料理が多かった。

 

とにかく食に興味の無い人だったためまともに料理をするのを見たことがあまりない。

 

そんな母をさらにダメにした!?ものが世の中に発売され。。

ケチな母はそうそうに購入した。

 

それは 電子レンジ!!

 

これが我が家に導入されてからは何でもかんでも電子レンジを使うようになっていた。

 

お蔭で生魚以外の魚も出てくるようになったのだが。。干物までレンチンしてしまうため

水分にどっぷり浸かった謎の蒸し魚がよく食卓に並ぶようになってしまったのだ。。

魚の臭い熱いドリップに浸かった魚を食べるのは地獄だった。

特に生鮭は味がついてないので醤油や塩を何度かけてもドリップへ流失してしまい無味で食べてるも同然。。

 

しかし肉嫌い、料理嫌いの母にとっては手間がかからず聖域も汚れることなく自分の好きな魚が食べられる!!

ということで最高のおかずだった。。

 

1度焼き魚を作ってほしいとお願いしたら「焼き魚の焦げって癌になるのよ。私を殺すつもり??」と

一蹴され終了。

 

レンチン魚は私は苦手ということも伝えたが「文句あるなら食わなくていい。親の働いた金で食わせてもらってるくせに。」と子供の私に度々言い放った。