涼ちゃんと初めて会った日…
涼ちゃんの方が緊張して舞い上がっていた。
お互いに飲んで食べて、ほとんど涼ちゃんが話してた…と思う。
で、
『俺は結婚はしたくないんよ』
『奥さんはおらんよ』
『仕事にかまけて相手せんかったけー、いけんかったんよ』
『他の男に取られた』
『ん? 浮気? したことあるよ』
『でも、俺は家に持ち込んだことはない。』
『家に持ち込まんかったら、許せたかもしれん』
『いや。やっぱ、許せんかったかな…』
『あー、住んどる所は知っとる』
『今? 再婚はしてない。』
『子供? 娘が二人。俺が育てた』
『厳しかったけー、嫌われとる…』
『連絡? あー、金が無くなったら連絡してくる』
これらのことを聞いて、彼には頼り頼られる人がいるんだ…と安心したことを思い出す。
涼ちゃんの方が緊張して舞い上がっていた。
お互いに飲んで食べて、ほとんど涼ちゃんが話してた…と思う。
で、
『俺は結婚はしたくないんよ』
『奥さんはおらんよ』
『仕事にかまけて相手せんかったけー、いけんかったんよ』
『他の男に取られた』
『ん? 浮気? したことあるよ』
『でも、俺は家に持ち込んだことはない。』
『家に持ち込まんかったら、許せたかもしれん』
『いや。やっぱ、許せんかったかな…』
『あー、住んどる所は知っとる』
『今? 再婚はしてない。』
『子供? 娘が二人。俺が育てた』
『厳しかったけー、嫌われとる…』
『連絡? あー、金が無くなったら連絡してくる』
これらのことを聞いて、彼には頼り頼られる人がいるんだ…と安心したことを思い出す。
私も結婚は考えてなかったし、飲み友+食べ友を探していたから…
去年だったか…
何を思ったのか…
たらふく食べて飲んで、酔いも回ったころに『結婚もええんよ…』
と言われたことがある。
キョトン(・_・)…としてしまったことは記憶している。
だけど、涼ちゃんは自分に都合の良くないことは、後で聞いたら必ず『何か言ったっけ?』『覚えてない…』と言う。
この時も『昨日、言ったこと覚えとる?』と言うと御多分に漏れず…の返答だった。
ま、そんなもんだよな。
とも思いつつ、『あ、やっぱりね』と笑って終わった。
だけど、自分が口にしたことは、どうやら覚えているらしいことが分かってきた。
今更、あの時はどういう心境だったのか…とも聞けないけど、時々、思い出してしまう。
あれ以降は結婚なんて話は全く出ない。
あの時、何があって涼ちゃんは結婚なんてことを口にしたのか…今でも不思議だ。