私は看護師だから、本当に必要に迫られ要請があったら出動しなければいけないと思っている。
だけど、ボランティアは嫌だ。
ナイチンゲールは看護の世界では尊敬されているが、本場、イギリスの年を取った人の一部には、
『彼女は大金持ちで、働かなくて良かったから、あんなことができたんだ!』
と、さも鼻持ちならない奴と言わんばかりのことを言う人が数名いた。
正直、イギリスでも尊敬の対象となっているとばかり思っていたので、この反応には驚いた。
私は自分の苦痛が伴うことはボランティアでしたくない。
看護や介護は親や兄弟、姪甥以外の人に無償では絶対にしたくない。
苦痛が伴っても、それが自分の喜びとなるならボランティアではなく自己満足の一環であると思う。
こうして考えていると、
年金がもらえる年になると少ないとは言え、
生きていれば入ってくるようになるのに、
その頃の年になるとボランティアなんかをできる体力や知力もなくなるという現実。
この年になると、先が分かってきて辛いな。