報道やサイトを見ていると悪化し始めたら、
急激な坂道を下るように重症化していくようた。
今は年休消化中で仕事をしていないが、働いていた時の緊張と恐ろしさが蘇ってくる。
そして、重症肺炎は夜間に急激に悪化していくことが多い印象がある。
夜間はスタッフも少なく、呼吸器対応をできる医師は多くない。
そして、多くの場合、医師は昼間は普通に働いている。
で、夜間は当直ないしは呼び出し対応だ。
看護師も呼吸器管理を経験しているスタッフはそう多くない。
そして、呼吸器管理となる場合、輸液ポンプ、シリンジポンプ、モニター管理と呼吸器さえあればいいと言う訳でもない。
色々な意味で簡単には対応できない。
呼吸器をつけるときは、回復の可能性があるかを考えて装置しなければならないこともある。
医療従事者で呼吸器科の急性期を経験している人はコロナの急激な症状悪化は予期不安として常にあるだろう。
不思議と仕事をしていると自分が感染する恐怖よりも目の前で、状態が悪くなっていく患者さんを看ることの方が恐ろしい。
現場で働いている医療従事者にエールを贈りたい。
今、この状況下で退職の年休中であることが心苦しい。