いつもなら、ホテル合流でご飯に歩いて行ったりタクシー使うのに、珍しく車で来てた。

で、スマホ📱が助手席に忘れられてた(みたい)

『わ! やれんわ―。忘れてったんや。
全く、持ってっちゃらんといけん。』
『人の携帯見るの嫌だけど、仕方ない…』

と言いつつLINEを見て、どうやら渡せるだろう当てを見つけたらしく電話。

『おー、ごめん、俺。なんか、車ん中に携帯忘れてったんよー。あいつ、達磨(仮名)で飲むって言いよったか?』
『で、後から合流するんだろ?』
『ちょっ、こっちも予定あって忙しいんじゃ、持ってく方が速いけ、店、教えー』

って…

どうやら、部下の子に連絡したらしい。
相手の声もつつ抜け😓

忘れ主の居場所が分かったらしく、お届けに行きました。
私は後部座席で待機。
たまたま、助手席側から乗りにくかったから後ろ乗車だったんだけど…

で、聞いてもいないのに忘れ主のことを教えてくれた。

42歳の女性管理職で自分の直ぐ下で立場的にはNo.2なのに、仕事ができず下からできる部下にイヤミを言われたりつつき上げにあったりして、辛い立場にある女性らしい。
で、本人は出世したくないのに、なったもんだからやる気もなくて、直ぐ下の部下は出世希望だから、彼女はかなり辛いと思うよ…と言ってた。
だから、今日は憂さ晴らしに飲みに行くって言うから指導も兼ねて送って行ったんだと。

話を聞いてると彼女は少しばかり抜けててホンワカした感じで行き当たりばったりで女性としては、可愛らしいんじゃないかと思った。

素直に『スマホ📱忘れるとか、なんか可愛い😳』と言ったら…

『それじゃ、困るんよ。俺がおらんときは彼女が代わりをせんといかんのやから! 法律に関係したような案件を抱えて、どんなトラブルが出てくるか分からん状況で、それに対応して行かんといけんのよ。予定が分かってても全く準備もしてこん! だから、明日は休日出勤を命じた😤』

と、反論された。

涼さんの下で働いたら鍛えられるだろうな…
で、彼女の置かれてる状況も理解してて、引き上げようとしてると言うか、一生懸命に彼女を守ってさえいるように感じた。

彼女が部下からバカにされないように…

そう、男性社会で出世していく女性とは彼女のようなどこか助けたくなるような人なのだ。
って、ただの持論…😓

涼さんは、自分が困ると言いつつ彼女のことを助けている事実に気が付いていないと思う。

聞けば彼女の下にはできる男性部下がいるらしい。
下剋上を狙っているらしい感じだけど、涼さんがいなかったら彼女は恐らく他の頼れる人を頼るか、自然に助けてもらえるのではないかと思った。

私は一般企業では女性管理職は男性とは違った役割を持つのではないかと思っている。

女性管理職の割合を増やすよう政府の方針にのっとった登用もあるのだろうと思う。

にしても部下っていいなー。

『支店長、ちょっと聞いて欲しいことがあるんですが…(T-T)』

と言ったら、上司の義務とばかりに飲みニケーション決定❗

しかも、絶対、奢りやーん😑

私も部下になりたーい❗

っうか、素直に甘えられる人に出会ったらいいことなんだよな~🤔

過去に一人だけいたな…
『僕が助けたげますよ💪』
と言った一回り年下のT君。
みんなに好かれてた、ちょっと女泣かせの君。
出会って1年も経たずに永遠の別れが来てしまった。