何回目の時だったか…
一年経っていたのかも定かじゃないけど、
その日は日曜日だったと思う。
〆にお好み焼きに行こうってことになり…
だけど、時間は遅いし日曜日だしで開いてない ( ̄0 ̄;)
ようやく入れたとこでお一人様の外人さんが注文し始めたはいいけど、明らかに店員さんは分かったふりしてるけど、彼が頼みたいのと違う❗
遥々、日本に来て一生懸命伝えて違う物出てきたら、可哀想。
酔っぱらっていたこともあって、つい口出し👄
で、私達も注文してたどたどしい英語でちょっぴり会話 🗣️
ついつい夢中になり…
どういう関係なのかと聞かれて
恋人と伝えたくて一生懸命『Lover』と言ったが、首を傾げられるばかり(´ε`;)ゞ
ゴムと間違われてたか?
で、涼ちゃんが…横から
「I love her」
と真面目くさった顔で言ってくれた。
正直、嬉しかったけど、
会って間もないころに酔っ払って
「好きなんじゃない! 愛しとる!」
と割りと軽く言ってたから喜ばすためだけに言ってるんだと、本気にしたことはなかったけど、大切には扱ってもらってるな…と思ってた。
残念なことに涼ちゃんの英語も通じず、外人さんは……は?🐤🤷って聞き返してくる始末Σ(ノд<)
仕方ないから「like 」「Best friend」を使ってようやく、笑って頷いた。
気が付くと涼ちゃんが、支払い中😨
自分だけ、ガツガツ食べてさっさと立って行く😨😨😨
何~、何がいけんかった~ん😭
で、それでも口に目いっぱいお好み焼き突っ込んでお店の人と外人さんに平謝りに謝り追っかける。
。
。
。
見失った(・・;)
あ~おらんことなった~😭
と思ってたらトイレから出てくとこ発見。
慌てて追っかけたら、偉くご立腹😠💨
「あんた、ヤツと話とけばええじゃ!」
「早よ、ヤツのとこに帰れば😤💨」
と踵を返しとりつく島もなし😨😨😨
とりあえず、追いかけて付いてく。
道端でタクシーを待つ彼の近くに行こうとしたら
「男と女が二人で来とるのに、ヤツは人の女に話しすぎ!」
「どこから、来とろうと関係ない。あれは、決闘レベル。殺しあいになってもええ状態よ💨」
「俺がラブ言うたのに、あんた何言うた?」
「友達言うたろ?!✴️」
「俺はもう知らん。帰る。」
「だって、loverもloveも通じてなかったじゃん😞💦」
と一言返すのが精一杯。
道端に立ってたら、当然タクシーが止まる。
「俺は乗らん👿」
ドアが開いた。
「本気に乗らんの?」
泣きはしないが、呟きレベル。
私は本当にいけないことをしたんだと青くなっていた。
そして、寒かった。
涼ちゃんは喋りながら、手を上げて直ぐ来たタクシーに乗って行ってしまった。
タクシーの運ちゃんは初老の人の良さそうなイケメンの面影ある男性だった。
「お姉さん、どしたん?」
「ケンカしたん?」
優しく聞かれて涙が溢れた。
一部始終を聞いてもらった。
「そりゃ、お姉さんがいけんわ~。彼は本当にあんたのことが好きなんよ。直ぐに謝って許してもらい。」
タクシーの運ちゃんに聞いてもらって、気持ちが落ち着いた。
感謝の言葉と少しばかりのお釣を辞退してホテルに到着。
気持ちが落ち着いたら、一服🚬したくなった。
涼ちゃんが吸わないから、禁煙ルームを取っていたから、ホテル玄関先の灰皿のあるところで一服🚬
さらに落ち着く…( ̄ー ̄)
そして、付き合うってこともしたことがなかった私は……
『これが、喧嘩別れってやつかぁ~。申し訳ない終わり方だったけど、涼ちゃんの行き付けで涼ちゃんが女の人と話してても、あんな反応にならなかったよな~。可愛いなって思って見てたな。人生、初めての喧嘩別れ。これもいい経験だったな。』
と感慨に更けっていたら…
ホテルの玄関からツカツカパタパタと早足で出て行く涼ちゃん発見!!( ; ロ)゚ ゚
玄関先の愛車に乗り込み発車!🚙💨
灰皿は少し離れたとこにあったから、後ろ姿お見送り。
そう、寄りが戻るとは一ミリたりとも思ってなかったから、最後に姿が拝めたことに感動して『神様、最後にありがとー』なんてセンチメンタルにまた涙😭💔
一人、部屋に帰って
謝罪メール打とうとしたら…😨😨😨
(私達はお互いの電話番号を知らない。メールでこと足りる。因みに私は電話嫌い)
涼ちゃんから別れた直後くらいにメールが入ってた😰
気が付かなかった。
「お部屋にカバンを忘れたから、取りに行く」
と……😨😨😨
可哀想なことをした。
その頃、私は泣きながら喋りつつタクシーの運ちゃんの優しさで癒されていたのだ。
後悔しても仕方ないから、
タクシーの運ちゃんに言われたことと謝罪と喧嘩別れになったけど、出逢えて幸せだったと感謝の気持ちをポチポチ📱打っていた。
ら…………
ガチャガチャ🚪
帰ってきた~😱😱😱
唖然(・・;)として一瞬が長く感じた。
ごめんと言ったことと、今ごめんねメールを打ってたと言ったことはかろうじて記憶にある。
その後の記憶はお互いツインの別々のベッドに入って、背中を向けてる涼ちゃんを眺めて天井を眺め…目を閉じて…
『今日が最後なら、いつもみたいには無理でも一緒のお布団で寝たい❗』
『駄目元でいいや、次はないんだ❗』
『飲酒になると気付いたか?』
『代行やタクシーで帰るお金が惜しかったからか?』
色々、頭を巡ったけど、
『どう思われてもいい。理由はどうあれ、涼ちゃんは帰って来てくれたんだ。勇気出せ❗自分❗最後最後❗』
と、腹をくくり
「涼ちゃん……そっちに行ってもいい?」
「…ん…」
嬉しくて…だけど、自分から行くのは初めてで恥ずかしくて、おずおずと…
滑り込み。
一言…「今日は本当にごめん」
「帰って来てくれてありがとう」
と言えたかどうか定かじゃない😰
が、伝えたと思いたい。
朝まで穏やかな最後の夜を過ごすはずが……
濃厚で幸せな夜になってしまった。
泣いた上にloveして、身も心も乱高下でこっちはへばってしまった😪💣💤
お約束の朝活で起こされ、この朝、涼ちゃんは上機嫌だった。
いつもなら、私はベッドからお見送りだけど中間爆睡😪💣💤だったから、早い朝ご飯を一緒に食べて初めてのホテル玄関でのお見送り。
こうして、喧嘩別れは一瞬で終わった。
結局、恋愛経験も人生経験も彼の方が何段も上手ということなのだろう。