30歳で人生の成績表を突きつけられるという話

最近、こんな話が流行っているらしい。
30歳で人生の成績表を突きつけられる、と。

でも、私から言うと、嘘をつくなと大声で言いたくもなる。人生の成績表が突きつけられるのは、間違いなく25歳くらいなのだ。25歳を境に、持たざる者へのハードルはかなり高くなるのは、求人を見れば一発だ。

「普通の人生のハードルが高い」とかいう人もSNSにはたくさんいるらしい。が、そんなことはない。
25歳までに人生やらかさなければ普通の人生は手に入るし、そもそもそんな人はSNSをやらない。

ハロワに行ってもフリーターより収入が下がる仕事しかない。いつ消えてもおかしくない零細企業の求人。3K労働年間休日90日月給17万。

これが、25歳フリーターが頑張って手に入れられる普通の求人だ。
（フリーターからでも大企業とか謳っている悪徳業者が跡を絶たないので、騙されないように。大体は大企業に派遣するという、無期雇用派遣会社の求人だ。）

もちろん、個人のせいにするのは問題があるのだ。勉強だって、誰だって得意な科目や苦手な科目、あるだろう。同じように、努力だって得意な奴と苦手な奴がいるのは当然だ。

でもな、個人のせいではなくたって、責任を持つのはいつだって自分なんだ。

誰にも認められなかった、周りの奴が悪い。
結婚できなかった、女が悪い。

果たしてそうか？そんなことないだろう。

「自分がうまくいかないのは社会が原因かもしれないけれど、自分が責任を持つしかない。」
こうだろう。
金持ちの家に生まれたほうが将来の収入も高いなんて話は統計でも明かされているわけで、全て自分のせいではないのも正しい。
が、責任は個人が持つしかないのだ。

少し遠回りしてしまった。
自分が結婚できないのもしょうがないし、
自分が友達少ないのもしょうがないし、
自分が不健康なのもしょうがない。

諦めたくないけど、しょうがない。

それでも、生きていく。
《終わり》