遅くなってしまいましたが、読んだ本の感想を書こうと思います。
一冊目は岩波文庫が2016年に出版した『大隈重信演説談話集』です。
大隈重信は生前に膨大な演説を行なってますが、その中からいくつかピックアップしております。
正直、これだけの分量があるのには驚きました。これだけ演説、談話をして内容も面白いとなれば国民的人気が絶大だったというのも頷けることです。
本の内容自体はあくまでも戦前の談話、演説集なので、現代の価値観とは合わないところや、内容が難しいという問題にぶつかるかもしれません。
それでも、自分がこの本を一番に紹介したには理由があります。
前述したように演説の内容自体は当時の時代背景を知る上での「歴史的資料」の価値があります。それだけならば伊藤博文やらの演説集と変わりありません。
この本(この本以外であるでしょうが)演説の中から大隈重信の若さ、知的好奇心、老化したくない!という強い意志を感じるのです。
大隈重信の「吾輩は諸君の友達だ。吾輩もまた日本の青年」
であると80歳のご老体が演説をしているということです。
学生に向けたリップサービスかなーと思わなくないですが、大隈重信は信念として「吾輩は青年」を持っていたと思います。
この演説時点で80歳ほど。
大長寿、肉体の衰えが激しい中で常に新しい情報を追い求める。「老人」にならないように悪戦苦闘する大隈重信という人間は
「老害化」している現代の政治家には到底できないことである。
もしお読みになる方がいたら参考にしてください🙇♀️