これで気になるのは、叔父が後見人になっているということ。
叔父が年齢的には先に亡くなると考えると、その後の後見人は?
公的な後見人に頼むのか?
それならば、なぜ最初から公的な後見人に頼まないのか?
というように、私は
『逃げる』
ことばかり考えています。
それと、このケースでも書かれているけれど、
入所希望を出してから4.5年かかって、やっと入所のチャンスがやってくる
これが現実です。
だから、早め早めに準備をしなければならない。
もし、今、障害児ときょうだい児を育てている親御さんが入所のことを考えていらっしゃるなら、
なんとなく、漠然と
ではなく、
親が確実に動けるうちに、何歳になったら、
というように、現実を見て行動してもらいたいです。
もちろん、自分の子だから、情も湧くし、もしかしたらきょうだい児が『私が、僕が、面倒見るよ』と言うかもしれない。
でも、障害児ときょうだい児の人生を切り離してあげるのも親の愛です。
『障害児のこと、よろしくね』
なんてことは絶対に言ってはいけないし、産んだのは親なのだから、
きちんと整理して死ななければならないのです。
この親御さんは、そこがはっきりしていたからこそ、きょうだい児も500キロも離れたところに住むことができているのだと思います。
まぁ、離れたところにいるから、重く考えずに、障がいのある兄のことを良く思えるのかもしれませんが。
それに、年が離れたきょうだいなので、親は兄の方に障害があるとわかってから下の子を産んだ。
きょうだい児の立場では最もやめて欲しいケースですが、親はきちんと施設に入れて責任は果たしていると思います。
とにかく、記事になるのは『障害のあるきょうだいが心配、好き、かわいい』というパターンが圧倒的に多いので、私みたいに毒しか吐かないきょうだい児もいますよ、と全世界に発信しております。