こんばんは。


中度知的障害のある妹のことが嫌いなきょうだい児毒姉です。


以前書いたブログにこんなコメントをいただきました。以下、引用です。


だいぶ前のブログにコメントしてすみません。
一人目健常児、二人目自閉症と知的障害だろう息子がいて、一人目の長女に健常のきょうだいをと思い3人目を考えて出産しました。
しかし、3人目も残念ながら障害児だと思われます。
もう、人生終わった感でいっぱいです。
長女のことが気が気ではなくきょうだい児さんのブログを読み始めました。
長女はまだ5歳ですが、これから辛い人生が待っていると思うと子供達と消えてしまいたいとおもいますが…
とりあえずきょうだい児の長女に出来ることはしたいです。
離婚して別々に暮らすとか養子に出すとか。
障害児二人を施設にお願いするとかしてもらえたら嬉しいですか?
きょうだい児の立場だったらなにが嬉しいですか?
障害児1人でも大変なのに2人きょうだいにいたら結婚も出産も厳しいですよね。
一応私も夫と健常だとは思われますが。
3人目考えてしまい失敗に終わりましたがなんとか生きてはいかないとならないので健常の長女に対するアドバイスあれば教えて下さい。
長々重たい内容で失礼しました。


以上がいただいたコメントです。


まずは、コメントくださってありがとうございました。


コメント主様のブログを読ませていただきました。


まだ、診断がついていないこと。3番目ちゃんが赤ちゃんであること。でも、ママさんは障害があるのでは?と心配で仕方がないということ。


が分かりました。


私が全ての記事を正確に読み解けていないかもしれません。


ですが、きょうだい児の私としては…


・両親の離婚は望んでいない。
もし、離婚するなら、ご夫婦のどちらが長女さんを引き取り、障害がある下のお子さんを引き取るのか?
どちらにしても、お子さんは『自分たちのせいで両親が不仲になった』と感じると思います。
私は、両親の離婚は望んでいませんでしたし、今も望んでいません。



・本気で養子に出すなら今すぐ。明日にでも。それが無理ならやめて。
これは、本当に個人的な感覚ですが、以前書いた家族の呪縛につながると思います。
長く一緒にいれば、その分、長女さんの下の2人に対する『情』がわきます。
それに、色んなことが分かるようになります。
中途半端に『下の2人は障害があるから養子に出された』と分かるようになってからでは、『障害があると、ママとは一緒にいられないんだ。よそのお家に行かされるんだ』と思うんじゃないかな?それは、長女さんからママさんに対しても良い感情とはいえないのではないでしょうか?
 妹が養子に出されるんだったら、早い方が良かったと感じると思います。『妹はいないもの』として生活していけるからです。大きくなってからだと、心の奥にずっと『なぜ?』と思いつつ、聞けない感じがチクチク残る気がします。ですから、養子に出すのも、あまり現実的ではないかなと思います。


・下2人を施設に入れる
正直なところ、これが1番現実的ではないでしょうか。
実際のところ、まだ診断が降りていない2番目ちゃん、まだまだ赤ちゃんの3番目ちゃんを施設に入れることは無理だと思います。
ですが、早い段階から、福祉とつながっておいてほしいです。
ここからは仮に下のお子さん2人に障害がある場合ですが…
通所から入所という形で、下2人を『自立』させてほしいと思います。
他害や夜驚症がなく、ママさん自身が『まだ育てられる』と思って、福祉とつながらないと、気づいた時には大人になっています。そして、ママさんは親だから感じない『家族の呪縛』を長女さんが感じるようになると思います。
お母さんは平気な顔して育ててるけど、この先どうするつもりだろう…?と不安になると思います。

思います。としか書けないのは、私は長女さんではないからです。

世の中には、障害のあるきょうだいを私がみなくちゃ!と何故か使命感を持っている方もいらっしゃるようです。そういう方は、きょうだいだけで生きていく選択をされます。


ママさんが長女さんには、自由に生きてほしいなら、ぜひ、福祉とつながり続けてください。


私は障害があるからと、家庭に縛りつけなくてもいいと思っています。


高校卒業したら、一人暮らしする人なんて、いくらでもいます。


むしろ、中学生から全寮制の学校に入学する12.3歳の子だって沢山います。


それなのに、障害があるから、家にいないといけない?


んな馬鹿な。


同じように親離れさせて、子離れすればいいと思います。


施設に入れるのは、育てられなくなったからという理由でもいいし、親から離すという理由でもいいと思います。


だって、親が先に死ぬもん。


それなら、親から離して、俯瞰して見るのも悪くないと思うんです。


あと、大事なことは、ご夫婦で共通認識を持つこと。


我が家の場合、母が父に妹のことをたまに相談していました。

私たちが見ていないところで。いや、見ちゃうんだけど。

そんな時に、父の書斎にふと入ると、大抵母は泣いていました。

それを見て、子どもながらに『あ、妹の相談だな』とすぐに感じたものです。


あれは、母が父に話しても響かないからどうしてわかってくれないの?と泣いていたのか、妹の障害に絶望して泣いていたのか、今でも分かりません。


我が家の場合は、というか、多くの場合は、お子さんのことを障害の有無に関係なくお母さんが見ていることが多いように思います。


我が家も同じです。


でも、お父さんの『そんなことないでしょ』とか『気にしすぎじゃない?』というスタンスも、時には必要だと思います。


もちろん、『診断なんかつけるな!』というのは、将来的にお子さん本人が困るので、夫婦の共通認識を持ってほしいなと思います。


そして、今後の子育ての方針をご夫婦でよく話し合ってほしいなと思います。それがとても難しいんですけどね。本当に難しい。



我が家の場合、母がプレゼンして、父がいいんじゃない?という感じ。


だから、母が『妹を来月から施設に入れる』って、言えば、『いいんじゃない?』というと思います…。


そのぐらい父は妹のことを考えていません。別にいいけど。早く施設入れてくれた方が嬉しいし。


だからこそ、母は妹を施設に入れると父には言わないんだと思います。共依存なんだろうな…。


最後は我が家の話になってしまって申し訳ないです。


最後の最後に!


きょうだい児でも、結婚、出産している方はたくさんいます。


このブログにコメントくださる方も家庭を持たれている方がいらっしゃいます。


だから、絶対にないということはありません。


理解してくれる伴侶と巡り合えることもありますよ!


1人の考えなので、偏っていると思います。他のきょうだい児さんなら、違う考えを持たれているかもしれません。


それに、私自身も、今は上記のように感じたけれど、また時間が経つと考えが変わることもあります。ですから、こんな考えもあるんだなと受け取ってもらえたら幸いです。



長文失礼しました。