こんばんは。


中度知的障害者の妹のことが嫌いなきょうだい児毒姉です。


新元号が発表されましたね。


令和。


すんなり入ってくる感じがしたのは私だけでしょうか?


私自身は昭和生まれですが、思い出は平成生のことばかり。


私の子どもたちは平成生まれだけれど、思い出は令和のことばかりになっていくんですね。


楽しいことがたくさんだといいなと思います。


さて、ハイヒールリンゴさんが、こんなことをおっしゃっている。





本当に、この記事には賛成である。


妊娠中に出生前診断をする方が増えている。なぜなら、高齢出産が増えているからだ。


卵子が高齢になると、染色体異常が出やすくなることは医学的に証明されている。


そして、出生前診断をして、陽性が出た場合、9割の方が堕胎を選んでいる。



それなのに、産んだ人だけを取り上げ、障害児育児を美談にしようとしている。


産んだ方はそれでいいかもしれない。


でも、産まなかった人だって悩んだに違いない。


産まなかったことが悪になるような報道はやめてもらいたい。


もしくは、生まれてくるまではいいと思っていたが、実際は辛いという話もなかなか、聞かない。


もちろん、生まれてみないと分からないことの方が多い。


でも、妊娠中に胎児のことを知りたいと思うのは悪くないと思っている。



だって、親の一生、生まれてくる子の一生を左右することもあるからだ。


それと、ダウン症のお子さんを育ててみえる親御さんが、この出生前診断に反対する活動をしている。



命の選別だと。


きょうだい児の私からすれば、それの何がいけないのか分からない。


出生前診断はそれをする妊婦、夫婦、家族がお腹の赤ちゃんのことを知りたくてやる。



別に、今生まれてきて、頑張って生きているダウン症をはじめとする障害者を否定しているわけではない。


でも、親御さんからしたら、出生前診断でお子さんを、というか、ダウン症の子を産んだ自分を否定されてるような気持ちになるのかな?とも思う。



あるダウン症のお子さんを育てている方がこうおっしゃった。


ダウン症の子は天使と言われます。でも、私は天使ではなく、人間の子供を育てたかった。


この言葉、重いなと思う。


こういった心に重いものを感じながら育ててみえる方の取材をして、報道してほしい。


障害があっても、自分の子だから可愛い。


というところまでしか報道されない。



障害があっても自分の子だから可愛い。でも、本当は辛いことの方が多い。将来も不安だ。


というような部分を知らせてほしい。


きょうだい児だって、障害があっても可愛い妹と思う人もいるだろうが、私は全く違う。



障害のある妹のせいで、散々我慢してきた。


普通の姉妹を見てると、眩しくて羨ましくて、悲しくなる。


どうして私には知的障害のある妹しかいないんだろう。辛い。


こんな風に思っているのは、私だけではないはず。


…私だけなのかな。