こんにちは。
ご訪問いただきありがとうございます。
妹のことが大嫌いなきょうだい児毒姉です。
さて、自己紹介にも買いてある通り、私は既婚である。
はっきり言って、結婚できると思ってなかった。
だって、身内に知的障害者がいるって、普通の家庭からしたら、ビビるやん?
将来、面倒を見せられたらどうしよう。
子どもに遺伝したらどうしよう。
とかね。
リスクしかない。メリットなしの知的障害者のきょうだい児。デメリット婚である。
学生の頃に付き合っていた人もいるにも妹のことは一度も話さなかった。
そんな私と結婚してくれる人がいるなんて、奇跡だったと思う。
夫は妹の障害のことを気にしておらず、子どもに遺伝することでもないと、子供を持つことにも反対しなかった。
私が妹のことを嫌いでも、気にしない。
そんな私をまるっと受け入れてくれる器の大きな男である。
義母はよく『兄弟でも仲の悪い兄弟っているけど、どうやってそだてたのかねぇ』
とか言ってる。
そのセリフを聞くたびにズキッとする。
兄弟は仲良くなければならない。
そんな呪いの言葉に私は気持ちがゆらゆらしてしまう。
でも、私は決めている。
妹の介護は絶対にしない。
私は介護要員としてこの世にいるんじゃない。
私は私の人生を大事にしたい。
結婚式に妹が来るのは心の底から嫌だったけれど、仕方ないと諦めた。
着物を着せ、席に静かに座らせておけば目立たないだろうと、参列させた。
よく、母は『あなたの幸せを考えて生きていってね』というような話をする。
そう上手くはいかないと思いつつ、母の気持ちは嬉しい。
だって私は介護要員ではないから。
夫と出会えてよかったと心の底から思っている。
夫と出会ってなかったら、私はまだ独身だろうし、これからもずっと独身だと思う。
きょうだい児のみなさん、結婚、できますよ。
障害児の世話をしなければならないなんてことはない。
障害のある兄弟の介護を押し付けるような親はほかっておこう。これがまた難しいんだけれども。
だって、自分の人生は自分のためにあるんだから。
でも、理解のある人を探し当てることが必要です。
素敵な人と出会えることをお祈りいたしております。