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高市早苗vs野党代表質問で炎上中|政権批判が共感されない時代


2025年11月6日の参院代表質問(高市早苗首相 vs 塩村あやか議員・山本太郎代表)は、

その後もXを中心に炎上が続いている。


動画の再生数は数千万を超え、コメント欄は“高市圧勝”の声で埋まった。

首相の冷静な返しが「神対応」「完勝」とバズり、

一方で野党質問は「無能」「パフォーマンス」「公開処刑」と断じられた。


塩村あやか議員の「女性大臣は?」という質問に対し、

高市首相が「私入れて3人」と返した場面は、

議場の拍手とともにネットでも「名台詞」として拡散された。

皮肉にも、野党の質問が“高市首相のプロモーション動画”になってしまった形だ。



山本太郎代表の質疑も、やや同じ構図だった。

「なぁぜなぁぜ?」と問いかける口調が、批判を呼んだ。

「デマ質問」「秒殺」「パフォーマンス政治」と切り捨てられ、

高市首相の「石破内閣で決まったもの」という冷ややかな返しが、

また“名台詞”のように切り抜かれた。


SNSでは「#立憲いらない」「#れいわはないわ」が流れた。

皮肉なことに、野党の存在が高市人気を後押しする結果となった。


もちろん、野党が政権批判を行うこと自体は、

政治の健全なチェック機能として重要だ。

政権の欠点を指摘し、国民の代弁者として声を上げることは、

民主主義にとって不可欠な役割である。


ただ、今はSNSが政治の舞台になった時代。

発言は瞬時に切り抜かれ、拡散され、笑われる。

批判が「パフォーマンス」や「ポーズ」として受け取られやすい構造の中で、

政権を取る気のない批判ほど、冷めた目で見られてしまう。


だからこそ、野党には批判の「匙加減」が求められている。

否定ではなく提案を。

感情ではなく構造を。

そして“炎上を超える説得力”を。


とはいえ、SNSの炎上をきっかけに、

政治に興味を持つ人が増えたのは良いことだと思う。

情報の海の中で、少しずつ“見る目”を養う時代になっている。