2022年の参院選でガーシー(東谷義和)が約28万票で当選したのに対し、2025年の参院選で浜田聡が約33万票(33万5462票)を得たにもかかわらず落選した理由は、以下の要因によるものと考えられます:
1. **比例代表の議席配分方式**:
日本の参院選比例代表では、政党全体の得票数に基づいて議席が配分され(ドント方式)、その後、個人得票数に基づいて当選者が決定されます。2022年のNHK党はガーシー個人の得票に加え、政党全体の得票率が2%以上を確保し、議席を獲得できました。一方、2025年のNHK党は政党全体の得票率が2%に達せず、議席を確保できなかったため、浜田聡の個人得票数が多くても当選に至りませんでした。[](https://news.yahoo.co.jp/articles/0bdb606ed7b2b4b1e4176418d0771172ae4ae4c6)
2. **NHK党の全体得票の低下**:
2022年のNHK党はガーシーの知名度やSNSを活用したキャンペーンにより注目を集め、政党全体で十分な得票を確保しました。しかし、2025年の参院選では、NHK党の他の候補者の得票が低く、政党全体の得票が26万票程度にとどまったとされます。これにより、議席獲得に必要な票数が不足し、浜田聡の個人得票が突出していても当選できなかったと考えられます。
3. **競合政党の動向と選挙環境の変化**:
2025年の参院選では、国民民主党や参政党などの新興勢力が躍進し、比例区での競争が激化しました。また、ガーシーの当選時は彼のYouTubeやSNSでの「暴露」キャンペーンが大きな話題となり、特定の支持層を引きつけましたが、2025年の浜田聡は同様の話題性やメディア露出が相対的に少なかった可能性があります。[](https://www.businessinsider.jp/article/256713/)
4. **知名度とキャンペーンの違い**:
ガーシーは2022年にYouTuberとしての圧倒的な知名度(チャンネル登録者数126万人)と「暴露」スタイルで注目を集め、選挙活動をリモートで行いながらも当選しました。一方、浜田聡は政策発信や法案提出に注力し、SNSでの支持は厚かったものの、ガーシーのようなエンタメ性や爆発的な話題性に欠けたため、広範な票の獲得にはつながらなかった可能性があります。[](https://www.businessinsider.jp/article/256713/)[](https://news.yahoo.co.jp/articles/cfba5103ed1f440c70cbcf0ace9c1b27893542c5)
5. **落選の背景としての組織力不足**:
浜田聡自身はXで22万人以上のフォロワーを持ち、個人で33万票以上を集めるなど支持を集めましたが、NHK党全体の組織力や他の候補者の訴求力が不足していたことが指摘されています。Xの投稿では「他の候補者が弱すぎた」との声もあり、党全体の戦略が議席獲得に結びつかなかったことが落選の一因と考えられます。
**結論**:
浜田聡が2025年の参院選でガーシー(2022年)の得票数を上回ったにもかかわらず落選した主な理由は、NHK党全体の得票率が議席獲得に必要な2%に届かなかったこと、党の組織力不足、及び選挙環境の変化による競争激化です。浜田個人の得票は際立っていたものの、比例代表の仕組み上、党全体の得票が議席獲得の鍵となり、これが不足したため当選に至りませんでした。[](https://news.yahoo.co.jp/articles/0bdb606ed7b2b4b1e4176418d0771172ae4ae4c6)[](https://mainichi.jp/articles/20250713/k00/00m/010/153000c)
競争激化かぁ…
確かに日本保守党もなかったね。