貴方は少し、あたしに触れて。
そして忘れてもう居ない。
今更だけど、怖い。
あたしの身体から貴方の子供が出て来る事。
愛せないかもしれない恐怖。
貴方に似たら、あたしはどこかでこの子を憎んでしまうかも知れない。
怖い。
怖い。
誰も知らない。
誰にもいえない。
アタシが楽しみにしてるその気持ちより、
今は恐怖のほうが強いこと。
きっとギンさんには想像もつかない。
離れて尚、貴方に引き摺られなければいけないアタシの恐怖。
誰にもいえない。
だけど、知っていて欲しかった。
幸せだけじゃないこと。
吐き出したかった。
嫌な思いも全部。
これは内緒。
誰にも内緒。
誰よりも君を望んでるよ。
だけど誰よりも君に怯えてるのも事実なんだ。
ごめんね。
100%の愛情じゃなくてごめん。
愛しいだけじゃいられなくてごめん。
貴方はどうやってもアタシを苦しめる。
面影でさえ、苦しめる。
軽々しく言っていい言葉じゃないけど。
今だけは本当に心から。
貴方が消えたら良いと思う。