そんな仕事やめなさい!!


そう言って欲しかった。


もちろん辞めろと

言われたからと言って辞めるわけない。

辞めればまた元の生活に戻ってしまうから…


でも母は一言も言ってくれなかった。


それどころか

自分の友達に私の仕事の事は言わずに

娘は金の卵だと自慢してた。


私にお金が無くても母は必要だと思ってくれるのだろうか?


私にお金が無くても笑いかけてくれるんだろうか?



そう言えば中学2年の正月も終わった頃

熱を出して寝込んでいた時

夕方トイレから出て倒れてしまい

立つ事も喋る事も出来なくて

慌てて弟が近くで働いていた母を呼びに行ってくれ

慌てて帰って来た母が

私をおんぶして階段を降りて、私をおぶったまま

国道まで行ってタクシーを拾い病院に連れて行ってくれた事があった。


久しぶりに母に甘えたような気がして

心配してくれた事が嬉しくて、今でも当時の事は良く覚えてる。